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Version 5.1 |
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ユーザーは、WebUser インターフェイスまたはMAPI クライアント(Microsoft Outlook など) を使っ て、自分のアカウントにコンタクトメールボックス(フォルダ) を作成できます。コンタクトメール ボックスは、[Mailboxes] ページに表示されます。このページで、コンタクトメールボックスの名前 をクリックすると、そのコンタクトメールボックスが開きます。
コンタクトメールボックスは、アカウントに複数作成できますが、その場合、いずれかをメインコン タクトメールボックスとして割り当てます。メッセージにvCard 添付データがある場合、そのvCard はメインコンタクトメールボックスに格納されます。
コンタクトメールボックス(連絡先情報を格納したメールボックス) を作成する場合、[Mailboxes] ページを開き、[Create] ポップアップメニューから[Address Book] を選択します。その後、右側の フィールドにコンタクトメールボックスの名前を入力し、[Create] ボタンをクリックします。これ で、そのコンタクトメールボックスをアドレスブック([Address Book] パネル、下記を参照) として 使用できるようになります。
コンタクトメールボックスの内容を見たい場合、[メールボックス] ページ( メールボックス一覧ページ) で、そのコンタクトメールボックスの名前( リンク) をクリックします。
クリック後、コンタクト閲覧ページが開き、そのコンタクトメールボックスのデータがすべて表示さ れます。データとしては、ユーザー名(フォーマット後の名前) と、そのユーザーの電子メールアド レスが表示されます。
コンタクトのタイプがTEL (電話) の場合、そのコンピュータはリンクとして表示されます。そのリ ンクをクリックすると[Make Call] ウィンドウが開き、ここでユーザーはフォンコールを開始できま す。
ユーザーがフォンコールを開始すると、現在接続(登録) されているすべてのSIP デバイス(ユーザー のSIP デバイス) が呼び出されます。ユーザーが、いずれかのデバイスに応答すると、選択された電 話番号に電話がかけられます。その後、コールの状況が監視され、コールが終了するとデバイスとの 接続が切断されます。
[Make Call] ウィンドウにはコールの進行状況が表示されます。
SIP デバイスの呼び出し後、15 秒経過してもSIP デバイスから応答がなかった場合、コールはキャン セルされます。
新規のコンタクトデータ(ユーザー名と電子メールアドレス) を作成する場合、コンタクト閲覧ペー ジ(上のパネル) を開き、左下の[New Contact] リンクをクリックします。
コンタクト作成ページが開きます。空白のフィールドに必要な情報を入力し、[Save Contact] ボタン をクリックします。
コンタクトデータの登録後、さらに別のコンタクトデータを登録する場合、[Save and Open New] ボ タンをクリックします。この場合、現在のコンタクトデータが保存され、その後、さらに新規のコン タクトデータを入力できます。したがって、いったん、コンタクト閲覧ページに戻る必要はありませ ん。
既存のコンタクトデータを編集する場合、コンタクト閲覧ページで、そのコンタクトデータの名前( リ ンク) をクリックします。その後、[Edit Contact] リンクをクリックして編集を行います。
コンタクトグループデータとは、複数のユーザー名と電子メールアドレスで構成されるデータをいい ます。
コンタクトグループデータを作成する場合、コンタクト閲覧ページの左下の[New Contact Group] リ ンクをクリックします。これで、下記の[Contact Group Editor] ページが開きます。このページには、 [Members] フィールドと[Notes] フィールドがあります。
グループに新規のメンバーを追加したい場合、[Add New] ボタンの右側のフィールドにメンバーの名 前を入力し、[Add New] ボタンをクリックします。
[Contact Group Editor] ページには[Address Book] パネルがあります。この[Address Book] パネル でユーザー/ 電子メール情報(単一もしくは複数) を選択し、[Add to Group] ボタンをクリックする と、その情報がグループのメンバーとして追加されます。
[Contact Group Editor] ページでメンバー(単一または複数) を選択し、[Delete] ボタンをクリック すると、そのメンバーがグループから削除されます。
[Save Group] ボタンをクリックすると、グループデータがコンタクトメールボックスに保存されま す。
コンタクトグループデータを複数続けて登録したい場合、[Save and Open New] ボタンをクリックし ます。この場合、現在のコンタクトグループデータが保存され、その後、続けて新規のコンタクトグ ループデータを登録できます。したがって、いったん、コンタクト閲覧ページに戻る必要はありませ ん。
コンタクトグループデータを編集したい場合、コンタクト閲覧ページで、そのコンタクトグループの 名前( リンク) をクリックします。その後、[Edit Group] ボタンをクリックします。
WebUser インターフェイスには、アドレスブック機能が搭載されています。ユーザーは、メッセージ や会議出席依頼を作成する場合、このアドレスブック([Address Book] パネル) を使って受取人の電 子メールアドレスを選択できます。また、アドレスブックに登録されているユーザーをコンタクトグ ループに追加することもできます。
アドレスブックは、その情報ソース(データが格納されているバージョン) に応じて、次の3 種類が あります。アドレスブック([Address Book] パネル) は、次のような形式をしています。[Address Book] パネル では、情報ソースを指定できます。また、[Filter] フィールドに文字列を入力し、その文字列が含ま れている情報レコードをすべて表示することもできます。
左上の[Display] ボタンの右のポップアップメニューで情報ソース( コンタクトメールボックス) を 選択し、[Display] ボタンをクリックします。これで、そのコンタクトメールボックスの中のデータ が表示されます。[Close] ボタンをクリックすると、その情報ソースが閉じ、データが非表示になり ます。
メッセージや会議出席依頼を作成している場合、アドレスブックのユーザー/ 電子メール情報(単一 または複数) を選択し、[To] ボタンをクリックすると、そのユーザー情報が、作成中のメッセージ や会議出席依頼のTo フィールドに挿入されます。[Cc] と[Bcc] の各ボタンではそれぞれ、Cc フィー ルドまたはBcc フィールドに挿入されます。また、コンタクトグループを作成している場合、アドレ スブックのユーザー情報(単一または複数) を選択し、[Add to Group] ボタンをクリックすると、そ のユーザー情報が作成中のコンタクトグループデータに追加されます(グループのメンバーとして追加されます)。
アドレスブックには、通常のコンタクトデータのほか、コンタクトグループも表示され、その場合、 名前が角カッコで囲まれて表示されます([ 名前])。アドレスブックでコンタクトグループを選択し、 メッセージやコンタクトグループに追加した場合、そのグループのメンバー全員がメッセージやコン タクトグループに追加されます。
アドレスブックに表示されているユーザー情報に証明書がある場合、そのユーザー情報の先頭に[@] が付加されます。こういったユーザーには、暗号化メッセージを送信できます。
現在開いているアドレスブックに新規のユーザー情報を追加したい場合、[Add New] ボタンの右の フィールドに電子メールアドレスを入力します(オプションで、実名とコメントを入力することもできます)。その後、[Add New] ボタンをクリックします。
現在開いているアドレスブックから既存のユーザー情報を削除したい場合、そのユーザー情報を選択 し、[Delete] ボタンをクリックします。
データセットアドレスブックは、アカウントのデータセット (アカウントに関連するファイルのセッ
ト) のサブセットです。データセットアドレスブックの構造は簡単で、格納されるデータは電子メー
ルアドレス、実名、証明書情報のみです。データセットアドレスブックは、文字列リストとして使用
できます。
このアドレスブックは、辞書ベースのセットという設計であるため、レコード数が100 ~ 500 を超え
ると実質上、機能しなくなります。この問題は、サブ辞書(データセットのサブセット) を作成する
ことで対処できます。
作成したデータセットのサブセットは、データセットアドレスブックとして登録しなければなりませ ん。登録する場合、[Settings] ページを開きます。
[DataSet Address] パネルの[Name] 欄の最後の空白のフィールドに、そのデータセットのサブセッ トの名前を入力します。その後、[Update] ボタンをクリックします。
既存のデータセットアドレスブックを削除する場合、その名前を削除して[Update] ボタンをクリッ クします。これで、そのアドレスブックがアドレスブックのリストに表示されなくなります。ただ し、表示されなくなるだけで、そのアドレスブック(データセットのサブセット) や内容は残りま す。
ディレクトリアドレスブックでは、CommuniGate Pro ディレクトリの中のデータの検索が可能です。 ローカルユニット、リモートユニットのどちらも検索できます。
新規のディレクトリアドレスブックを作成する場合、[Settings] ページを開きます。
[Directory Address Books] パネルの[Name] フィールドに、新規に作成するディレクトリアドレス ブックの名前を入力します。また、[Search Base] フィールドに、サーチベース(サーチベースの識 別名) を入力します。入力後、[Update] ボタンをクリックすると、そのディレクトリアドレスブック (名前とサーチベースの対) が作成されます。
[Search Base] フィールドには文字列$domain$ を入力でき、その場合、$domain$ は、ユーザーが 属するCommuniGate Pro ドメインに作成されたディレクトリレコードのDN (識別名) に置き換えら れます。また、[Search Base] フィールドには文字列top を入力した場合、ディレクトリツリー全体 が検索対象になります。
ディレクトリアドレスブック(名前をサーチベースの対) を削除したい場合、その名前を削除し、 [Update] ボタンをクリックします。
[Settings] セクションでは、コンタクト/ アドレスブックに関する設定を行えます。
次の[Main Contacts Mailbox] オプションを使って、デフォルトコンタクトメールボックスを指定できます。
ファイルvCard 処理を使用する場合、vCard は、上記の[Main Contacts Mailbox] オプションで指定し たコンタクトメールボックスに格納されます。
次の[Main Address Book] オプションでは、デフォルトアドレスブックを指定できます。
[Address Book] パネルでは、上記で指定したデフォルトアドレスブックがデフォルトで表示されます。 なお、[Address Book] パネルで別のアドレスブックを選択した場合、以後、そのWebUser セッショ ンでは、そのアドレスブックがデフォルトアドレスブックとして使用されます。
デフォルトアドレスブックは、次の処理で使用されます。コンタクトメールボックスには、外部のコンタクト(vCard) データをインポートできます。インポー トする場合、そのコンタクトメールボックスの[Folder Management] パネルを開きます。
[Browse] ボタンをクリックし、インポートするデータ(vCard) が格納されたテキストファイルを選 択します。その後、[Import Contacts Data] ボタンをクリックします。
テキストファイルのフォーマットにエラーがあった場合、エラーメッセージが表示され、エラーが発 生した行が示されます。この場合、データはいっさいインポートされません(正常に解析されたvCard もインポートされません)。
コンタクトメールボックスのデータは、旧vCard フォーマット(2.1)、または、新vCard フォーマッ ト(3.0) でエクスポートできます。旧vCard フォーマットでエクスポートするときには[Export vCard 2.1 Data] リンク、新vCard フォーマットでエクスポートするときには[Export vCard 3.0 Data] リン クをクリックします。