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Version 5.1 |
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CommuniGate Pro サーバーソフトウェアのモデルは、内部的にはオブジェクト指向モデルです。この
モデルは、「シンプル」オブジェクト(文字列、数値、データブロック、タイムスタンプなどのアト
ミックオブジェクト) と「構造化」オブジェクト(配列、辞書など) で構成されます。CommuniGate
Pro のアプリケーションやAPI でも、オブジェクトが使用されます。
上記のオブジェクト、またテキスト表現について「データフォーマット 」のセクションに解説があります。
CommuniGate Pro サーバーでは、ネットワークCLI インターフェイスを使って管理処理(プロビジョ ニング、管理、チューニング、モニタリング) をすべて実行できます。CLI インターフェイスのプロ トコルはシンプルなテキストベースのTCP プロトコルで、このプロトコルを介して、CommuniGate Pro システムと外部システム(プロビジョニングや課金/ 請求処理などのシステム)の統合されます。
CLI モジュールは、他のプロトコル/ モジュールと同じく、CommuniGate Pro のSSI (シングルサービ スイメージ) インフラストラクチャを基礎に実装されています。したがって、任意のクラスタメンバー に対する単一のCLI 接続により、クラスタ全体の管理と制御が可能です。SSI モジュール自体のプロ トコルもCLI のプロトコルと同じで、このプロトコルを使ってクラスタワイドの通信が実行されます。
システムの中には、非標準で複雑かつ相当のカスタマイズが施されたシステムもあります。こうした
システムでも、CommuniGate Pro システムをアプリケーションサーバープラットフォームとして使用
することができ、その結果、シンプルで高効率のハイレベルCG/PL プログラミング言語による処理
が可能です。
CG/PL 言語を用いることにより、シンプルでパワフルなカスタムアプリケーション(CG/PL アプリ
ケーション) の作成が可能です。
CG/PL アプリケーションを作成・使用することで、標準のCommuniGate Pro の機能を拡張できます。
サードパーティアプリケーションプラットフォームを使用した場合、通常、性能や信頼性が低下しま
すが、この低下はCG/PL アプリケーションでは発生しません。
使用されるCG/PL 言語は、どのコンポーネントでも共通です。ただし、各コンポーネントの内蔵機
能はそれぞれ異なり、したがってCG/PL 言語による処理結果は異なります。
CG/PL 言語で使われるデータモデルは、内部コンポーネントで使用されるデータモデルと同じです。
CommuniGate Pro サービス(SMTP、POP、ルータなど) では、CommuniGate Pro に搭載されていない
機能が必要になることがあり、その場合、CG/PL 言語を使用して機能を補完できます。
ヘルパーメカニズム(外部プログラム) を使って、コンテントフィルタリング(アンチウィルス、ア
ンチスパム)、スペルチェッカー、課金/ 請求プロセッサなどの機能をCommuniGate Pro サーバーに
統合できます。