追補: E-Mail

CommuniGate Pro ソフトウェアパッケージには、コマンドラインプログラムmail （Microsoft Windows の場合はmail.exe） が搭載されています。このプログラムを使って、CommuniGate Pro システムにメッセージを送信できます。使用方法は、レガシーメールプログラム（mail） を使ってsendmail MTA （ メッセージ転送エージェント） にメッセージを送るときと同じです。下は、コマンドのシン タックスです。

mail [-iInv]  [-d base-directory]
     [-s subject] [-f from-address]
     [-c Cc-addresses] [-b bcc-addresses] to-addresses

-i, -I, -n, -v

この4 つのオプションは、いずれも無視されます。互換のためのオプションです。

-f from-address

rom-address には、メッセージのFrom: アドレスを指定できます。このパラメータを指定しな かった場合、カレントのユーザー名が使われます。

-d base-directory

base-directoryは、CommuniGate Pro のベースディレクトリの場所に対するパスです。

-s subject

subjectには、件名を指定できます（件名は、-s の後の第1 引数にのみ指定できます。件名にス ペースがあるときには引用符で囲まなければなりません）。

-c cc-addresses

cc-addressesに指定したアドレスにカーボンコピーが送信されます。アドレスを複数指定する 場合、コンマで区切ります。

-b bcc-addresses

bcc-addressesに指定したアドレスにブラインドカーボンコピー（BCC） が送信されます。アド レスを複数指定する場合、コンマで区切ります。

to-addresses

受取人アドレスを指定します。複数指定する場合、コンマで区切ります。

CommuniGate Pro ソフトウェアパッケージには、コマンドラインプログラムsendmail （Microsoft Windows の場合はsendmail.exe） が搭載されています。このプログラムを使って、CommuniGate Pro システムにメッセージを送信できます。使用方法は、レガシーメールプログラム（sendmail） と 同じです。下は、コマンドのシンタックスです。

sendmail [-i] [-t] [-d base-directory]
         [-f from-address] [-F sender-name] [-V envid]
         [-Oparameter] [-oparameter] [address, ...]

-d base-directory

base-directoryは、CommuniGate Pro のベースディレクトリの場所を指すパスです。

-i

このフラグを指定しておくと、受信メッセージの行のうち、ドットだけで構成されている行が 無視されます。このフラグは、ファイルからデータを読み取るときに使用します。

-t

このフラグを指定しておくと、メッセージ中の受取人に関する情報が読み取られます。具体的 には、To:、Cc:、Bcc: の各行がスキャンされ、その情報（受取人アドレス） が取得されます。 ただし、Bcc: 行は送信前に削除されます。また、コマンドラインのアドレスリスト （[address, ...]） に指定されているアドレスは、受取人リストから除外されます（した がって、アドレスリストに指定したアドレスにはメッセージは送信されません）。

-ffrom-address

from-address には、メッセージのFrom: アドレスを指定できます。このパラメータを指定しな かった場合、カレントのユーザー名が使われます。

-Fsender-name

送信者の正式名を指定できます。

-V envid

メッセージのエンベロープID。

-Oparameter
-oparameter

どちらも無視されます。

addresses

送信先のアドレスです（-t オプションを指定しない場合）。-t オプションを指定した場合、 ここに指定したアドレスは送信先アドレスリストから除外され、したがって各アドレスには メッセージは送信されません。