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カレンダー

WebMail: カレンダー

WebUser インターフェイスを使って、ユーザーは、カレンダー情報(会議、アポ、イベントなど) の 管理が可能です。WebUser インターフェイスでは、カレンダー情報は標準のiCalendar フォーマット で扱われます。このフォーマットは、標準ベースの任意のグループウェアソフトウェアに対応してい ます。また、Microsoft Outlook (MAPI コネクタ経由) など、Microsoft Windows グループウェアアプリ ケーションにも対応しています。

ユーザーがWebUser インターフェイスのカレンダー機能を使用する場合、そのユーザーのアカウント 設定と、そのアカウントのドメイン設定の両方で、WebCal サービスが有効に設定されていなければなりません。

カレンダー情報は、VCALENDAR フォーマットでファイルにエクスポートできます。

カレンダー情報には、HTTP を介してアクセスできます。したがって、グループアプリケーションからアクセスが可能です。

カレンダーメールボックス

ユーザーは、WebUser インターフェイスまたはMAPI クライアントアプリケーション(Microsoft Outlookなど) を使って、自分のアカウントにカレンダーメールボックス(フォルダ) を作成できます。作成したカレンダーメールボックスは、[メールボックス] ページ( メールボックス一覧ページ) に表示されます。このページで、カレンダーメールボックスの名前をクリックすると、そのカレンダーメールボックスが開きます。

デフォルトカレンダーメールボックス

ユーザーは、カレンダー( タイプの) メールボックスを自分のアカウントに複数作成できます。その 場合、通常、いずれかをデフォルトカレンダーメールボックスとして割り当てます。会議出席依頼を 受信したり、新規のアポを作成したり、会議出席依頼を送信したりすると、そのデータ(カレンダー 情報) はいずれも、デフォルトカレンダーメールボックスに格納されます。

デフォルトカレンダーメールボックスのデータが更新されると、自動的にフリー/ ビジー情報が生成 され、その情報がユーザーのパーソナルファイルサイトのfreebusy.vfb ファイルに保存されます。 そのため、ユーザーがカレンダー機能を使用する場合、そのユーザーのパーソナルWeb サイトが有効 になっていなければなりません。また、カレンダー情報(フリー/ ビジー情報) が格納されるように サイズを設定することも必要です。.

カレンダーメールボックスの作成

カレンダーメールボックスを作成する場合、[Mailboxes] ページを開き、[Create] ポップアップメ ニューから[Calendar] を選択します。その後、右側のフィールドにカレンダーメールボックスの名 前を入力し、[Create] ボタンをクリックします。

メールストア管理

カレンダーの表示

[メールボックス] ページ( メールボックス一覧ページ) で、カレンダーメールボックスの名前( リンク) を クリックすると、カレンダー閲覧ページが開きます。

カレンダー閲覧ページには、カレンダーメールボックスのデータがすべて表示されます。この場合、 カレンダーは、スケジュール表(予定表) の形式で表示されます。

カレンダー
月毎 週毎 日毎 スケジュール
<== >==< (-) (+) <==> ==>
/\
||
2006 8:00AM 9:00AM 10:00AM 11:00AM 12:00PM 1:00PM 2:00PM 3:00PM 4:00PM 5:00PM 6:00PM 7:00PM
金, 01-12月
  Group Meeting   Presentation    
土, 02-12月
 
日, 03-12月
 
月, 04-12月
Out of Office   Group Meeting   Conf Call w/ACME    
火, 05-12月
  ACME Meeting    
水, 06-12月
  Group Meeting    
木, 07-12月
   
金, 08-12月
   
土, 09-12月
 
(-)
(+)
||
\/

スケジュール表では、就業日/ 就業時間と非就業時間/ 休日が別々の色で表示されます。また、カレ ンダーには、登録済みのイベント/ アポ(会議などの予定) がすべて表示されます。イベントの名前 はリンクになっており、クリックすると、そのイベントの内容が表示されます。

スケジュール表の左上隅と左下隅には矢印が表示されており、この矢印をクリックすることで、以前 または今後のスケジュールを見ることができます。(+) リンクまたは(-) リンクをクリックすると、 それぞれ、表示される項目の数が増えたり減ったりします。

<==> または >==< をクリックして、タイムスライス(時間幅) の長さを変更できます。<==> をクリッ クするとタイムススライスが大きく(長く) なり、この場合、小さいウィンドウでも一日全体のスケ ジュールを見ることができます。ただし、隣同士のイベントが重なって(つまり重複イベントして) 表示されることがあります。

[フォルダとして表示] リンクをクリックすると、通常のメールボックスの形式でデータが表示されます。

月カレンダーには本月の各曜日/ 日が表示されます。いずれかの日をクリックすると、その日にジャ ンプできます。

30-11月-06 6:03:29PM
<== 11月, 2006 ==>
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30

また、左上隅の矢印をクリックすると前の月、右上隅の矢印をクリックすると次の月が表示されます。 [/] リンクをクリックすると、各列にそれぞれ、曜日/ 日が表示されます(行と列が入れ替わります)。

カレンダー
月毎 週毎 日毎 スケジュール
<== >==< (-) (+) <==> ==>
/\
||
2006 8:00AM 9:00AM 10:00AM 11:00AM 12:00PM 1:00PM 2:00PM 3:00PM 4:00PM 5:00PM 6:00PM 7:00PM
金, 01-12月
  Group Meeting   Presentation [X] Conf Call  
土, 02-12月
 
日, 03-12月
 
月, 04-12月
Out of Office   Group Meeting   Conf Call w/ACME    
火, 05-12月
  ACME Meeting    
水, 06-12月
  Group Meeting    
木, 07-12月
   
金, 08-12月
   
土, 09-12月
 
(-)
(+)
||
\/

イベントのうち「終日」イベントは、列の最上部(曜日/ 日の表示のすぐ下) に表示されます。  カレンダーに重複イベントがある(単一のタイムスライスに2 つのイベントがある) 場合、そのタイ ムスライスのセルは赤色で表示されます(例えば、上の図のConf Call イベント)。また、[X] リン クが表示され、このリンクをクリックすると、もう1 つのイベントが表示されます。
注意: イベントが2 つあり、そのタイムスライスが重なっていなくても、上記のカレンダーでは、その2 つのイベントが重複イベントとして表示されることもあります。例えば、イベントA のタイムス ライスが8:00 から9:00、イベントB のタイムスライスが9:00 から10:00 であり、また、カレンダー のタイムスライスが2 時間に設定されている場合、カレンダーの同じセルに2 つのイベントが格納さ れることになります。その結果、そのセル(8:00-10:00) は赤で表示され、また、セルにはイベント A だけが表示されます。イベントB は、[X] リンクをクリックすると表示されます。


カレンダーイベントの作成

新規のカレンダーイベントを作成する場合、[New Event] リンクをクリックします。クリック後、イ ベント作成ページが開きます。

イベント作成ページには、イベントに関するオプションが各種配置されています。

日時:
開始時刻: 終日
期間:

[Start] の右の2 つのポップアップメニューを使って、このイベントの開始日と開始時刻をそれぞれ 指定します。[Duration] ポップアップメニューでは、そのイベントの時間の長さを指定します。また、 そのイベントが終日イベントの場合、[All-Day Event] チェックボックスを選択します。

また、次のパネルで、そのイベントの優先度やステータスなどを指定できます。

ステータス:
 個人用
 イベント出席依頼
重要度:

[Priority] ポップアップメニューでは、イベントの優先度を指定します。優先度としては、高(High)、 通常(Normal)、低(Low) のいずれかを選択できます。

[Status] ポップアップメニューでは、イベントのステータス(フリー/ ビジー情報) を指定できます。 ステータスとしては、[Free] (時間が空いており、会議などに出席可)、[Busy] (別の用件があり、会 議などに出席不可)、[Tentative] (暫定/ 現在のところ空き)、[Out of Office/Unavailable] (外出中) の いずれかを指定できます。

[Private] チェックボックスを選択しておくと、このイベントが格納されているカレンダーメールボッ クスに別のユーザーがアクセスしても、このイベントは表示されなくなります(個人専用のイベント として扱われます)。

また、下のパネルを使って、イベント(会議など) の場所とサマリー(概要) などを入力することが できます。

例えば、会議出席依頼のイベントを作成する場合、下のパネルの[To] フィールドに出席(予定) 者 のユーザー名/ 電子メールアドレスを入力します。また、出席(予定) 者のユーザー名/ 電子メール アドレスは、[Optional] 、[Inform] の各フィールドに入力することもできます。[Summary] フィール ドには会議の概要または名称、[Location] フィールドには会議の開催場所を入力します。

責任者: "Bob" <bob@company.com>
宛先:
件名:
オプション:
通知:
文字コード:
場所: 

以上のように入力した後、イベントを保存(または更新) すると、指定したユーザーに会議出席案内 (電子メール) が送信されます。ここで、すぐに電子メールを送信したくないときには、[Send Requests] チェックボックス([Private] チェックボックスの下) を無効にしておきます。

イベント作成ページの[Attendees] パネルには、会議出席依頼で指定したユーザーのリストが表示さ れます。また、[Status] ポップアップメニューには、各ユーザーの確認ステータスデータ(TENTATIVE など) が表示されます。この確認ステータスデータは、会議出席依頼で指定したユーザーに会議出席 案内(カレンダー電子メール) が送信され、そのメールに対する返信が受信されると自動的に更新さ れます。なお、ユーザーがカレンダー電子メール以外の電子メール(通常の電子メールメッセージ) で返信を 送信してきたとき、または、電話などで返答してきたときには(どちらの場合も、ユーザーのステー タスデータは自動的には更新されません) 、[Status] ポップアップメニューを使ってステータスデー タを手動で設定できます。

[Show Availability] ボタン(最初のパネル) をクリックすると、[Attendees] パネルの右半分に各ユー ザーのフリー/ ビジー情報が表示されます。

参加者
名前都道府県 12:30PM 1:00PM 1:30PM 2:00PM 2:30PM 3:00PM 3:30PM 4:00PM 4:30PM 5:00PM
joe@company1.com
b.smith@company2.com          
susan@company2.com      

[Save] ボタンをクリックすると、作成したイベント(会議出席依頼など) が保存され、同時に、会議 出席依頼のメールが出席(予定) 者に送信されます。この場合ページで、いずれかのカレンダーメー ルボックスを開き、そのカレンダー閲覧ページでイベントを作成したときには、イベントは、そのカ レンダーメールボックスに保存されます。そうでないときには、作成したイベントは、デフォルトカ レンダーメールボックスに保存されます。

既存のイベントの内容を編集したい場合、そのイベントを開いた後、[Edit Event] ボタンをクリック して編集を行います。編集後、そのイベントを保存すると、電子メールが再度、そのイベントで指定 したユーザー(会議出席予定者など) に送信されます(ただし、[Send Requests] チェックボックス を選択していないときには送信されません)

繰り返しイベントの作成

繰り返しイベントとは、特定の日に繰り返して発生するようなイベントをいいます。この特定の日は、 指定が可能です。繰り返しイベントを作成する場合、[Add Recurrence] ボタン(最初のパネル) をク リックし、その後、[Add Recurrence] ボタンの右のポップアップメニューを使って、イベントの繰り 返しの頻度を設定します。頻度の設定は、次のようにして行います。

繰り返しイベントを通常のイベント(一回だけのイベント) に変更したい場合、[Remove Recurrence] ボタンをクリックします。


会議出席依頼に対する返信

会議出席依頼の電子メールがユーザー(出席予定者) に送信され、そのユーザーが電子メールを開い た場合、下記のような3 つのボタンがあるパネルが表示されます。

このパネルで、ユーザーが[Accept] ボタンをクリックすると、会議に参加できる旨の返信(ACCEPT) がイベントオーガナイザ(会議出席依頼など、イベントを作成したユーザー) に送られます。また、 [Tentative] ボタンをクリックすると、同じく会議に参加できる旨の返信(TENTATIVE) がイベント オーガナイザに送られます。どちらの場合も、そのイベント(会議出席依頼イベント) が、会議出席 依頼を受け取ったユーザーのデフォルトカレンダーメールボックスに保存( コピー) されます。

ユーザーが[Decline] ボタンをクリックすると、会議には出席できない旨の返信(DECLINE) がイベ ントオーガナイザに送られます。この場合、そのイベント(会議出席依頼イベント) は、デフォルト カレンダーメールボックスには保存されません。

パネルの下半分のテキストフィールドには、ユーザーはコメントを入力できます。

オリジナルの電子メール(会議出席依頼) は、[Accept]、[Tentative]、[Decline] のいずれの場合も、 ボタンをクリックすると削除されます。


会議出席依頼に対する再返信と出席通知後の欠席通知

場合によっては、イベントオーガナイザからの会議出席依頼に対し、出席する旨の返信を送った後 ([Accept] ボタンまたは[Tentative] ボタンをクリック)、確認のため、もう一度、同じ返信を送りた いこともあります。その場合、そのイベントを開きます。以前と同じパネル(3 つのボタンがあるパ ネル) が表示されますので、[Accept] ボタンまたは[Tentative] ボタンをクリックします。これで、再度、返信(受諾または暫定受諾) がイベントオーガナイザに送信されます。

また、会議出席依頼に出席する旨の返信を送った( [Accept] ボタンまたは[Tentative] ボタンをク リック) ものの、その後、何かの理由で会議に出席できなくなることもあります。その場合、上記と 同様、そのイベントを開きます。以前と同じパネルが開きますので、[Decline] ボタンをクリックし ます。これで、その返信(欠席通知) がイベントオーガナイザに送信されます。また、そのイベント がカレンダーメールボックスから削除されます。


イベントの取り消しと参加者の削除

イベントオーガナイザ(会議出席依頼などのイベントを作成したユーザー) は、作成したイベントを 取り消す(削除する) ことができます。取り消す場合、そのイベントを開き、[Remove Event From Calendar] ボタンをクリックします。

イベントが取り消されると、そのイベントの参加者(会議出席者など) 全員に取り消しメッセージが 送られます。また、イベントオーガナイザのカレンダーメールボックスから、そのイベントが削除さ れます。

また、既存のイベントを開き、そのイベントの参加者を必要に応じて削除することもできます。削除 した場合、その参加者に取り消しメッセージが送信されます。


イベントに対する返信の処理

イベントオーガナイザが会議出席依頼イベントを送信し、指定したユーザーから返信メッセージが受 信された場合、[Update Attendee Status] ボタンが表示されます。

このボタンをクリックすると、そのユーザーの確認ステータスデータが更新されます。同時に、その 返信メッセージが削除されます。

ユーザーが、イベントオーガナイザから会議出席依頼の電子メールを受け取り、そのユーザーが受諾 (会議出席) を返信した後、イベントオーガナイザからイベント取り消しメッセージが送られてきた場 合、[Remove Event From Calendar] ボタンが表示されます。

このボタンをクリックすると、そのユーザーのデフォルトカレンダーメールボックスから、そのイベ ントが削除されます。


カレンダーの設定

[Settings] ページでは、カレンダーに関する設定が可能です。

次の[Main Calendar] オプションでは、デフォルトカレンダーメールボックスを指定できます。

設定: カレンダー
基本設定 パスワード フォルダ 新規作成 カレンダー 連絡先 セキュアメール 公開情報
フォルダ カレンダー
 

次のパネルでは、就業日パラメータを設定できます。[Work Week] の右側の2 つのポップアップメニューではそれぞれ、勤務開始時刻と勤務終了時刻を設定できます。[Start at] ポップアップメニュー では、曜日のうちの最初の就業日(曜日)、その右側のポップアップメニューでは、就業曜日を指定し ます(カスタムのカレンダーに関する設定が可能です。  次の[Main Calendar] オ就業曜日を指定する場合、[Custom] を選択し、[Update] ボタンをクリック します)。

設定: カレンダー
基本設定 パスワード フォルダ 新規作成 カレンダー 連絡先 セキュアメール 公開情報
業務時間 月 火 水 木 金 
開始日
仕事時間帯 -
 

下の[Calendar View] パネルでは、カレンダー閲覧ページのカスタマイズが可能です。

設定: カレンダー
基本設定 パスワード フォルダ 新規作成 カレンダー 連絡先 セキュアメール 公開情報
カレンダー表示 表示日数
表示時間
時間間隔
日ごとの表示
 

デフォルトカレンダーメールボックスが更新されると、自動的に新規のフリー/ ビジー情報が生成さ れます。[Free/Busy Publishing] パネルでは、フリー/ ビジー情報が継続して表示される(有効なデー タとして使用される) 期間(日数) を指定できます。

設定: カレンダー
基本設定 パスワード フォルダ 新規作成 カレンダー 連絡先 セキュアメール 公開情報
スケジュールの公開 公開日数
 

カレンダーデータのインポートとエクスポート

カレンダーメールボックスには、外部のカレンダーデータをインポートできます。インポートする場 合、そのカレンダーメカレンダーに関する設定が可能です。次の[Main Calendar] オールボックスのカレンダー閲覧ページを開き、[Folder Management] リンク をクリックします。

[Browse] ボタンをクリックし、インポートするデータ(vCalendar またはiCalendar) が格納されたテ キストファイルを選択します。その後、[Import Calendar Data] ボタンをクリックします。

テキストファイルのフォーマットにエラーがあった場合、エラーメッセージが表示され、エラーが発 生した行が示されます。この場合、データはいっさいインポートされません(正常に解析されたカレ ンダーデータもインポートされません)。

カレンダーデータ(iCalendar フォーマット) をエクスポートする場合、[Export Calendar Data] リン クをクリックします。


自動要求処理

新規のアカウントを作成し、そのアカウントを使って、リソース(会議室、社用車など) の予約の自 動処理が可能です。

まず、例えば、LargeConfRoom@mycompany.com というアカウントを作成します。その後、このアカウ ントにログインし、デフォルトカレンダーメールボックスを作成します(テストするには、テストイ ベントを作成し、そのイベントを保存します。テストイベントがデフォルトカレンダーメールボック スに保存されているかどうか確かめます)。

次に、[Rules] ページを開き、次のルール(Process Requests) を作成します。

データ 操作 パラメーター
アクション 操作
   

ルールの最初のアクションは[Accept Request] で、このアクションにより、ユーザーから送信され たメッセージが解析され、そのメッセージにカレンダーイベント要求オブジェクトまたはカレンダー イベント取り消しオブジェクトがあるかどうかがチェックされます。どちらのオブジェクトもなかっ た場合、このアクションは実行されません。その後、次のアクション(Reject with) によって、その メッセージが拒否され、同時に、メッセージの差出人にエラーレポートが送信されます。

メッセージに、カレンダーイベント要求オブジェクトまたはカレンダーイベント取り消しオブジェク トがあった場合、最初のアクション(Accept Request) が実行されます。このアクションにより、デ フォルトカレンダーメールボックスがオープンされ、その中のデータの解析後、アカウントカレンダー が作成されます。続いて、要求されたイベント(会議室の予約要求など) が別のイベントと重複していないか、つまり、 同じタイムスライスに別のイベントが既に存在していないかどうかがチェックされます。別のイベン トが既にあった場合、イベントオーガナイザ(会議室を予約しようとしたユーザー) に否定イベント 応答が返信されます。この否定イベント応答には、別のイベントのイベントオーガナイザの名前が格 納されています。また、そのメッセージが破棄され、ルールが終了します。

重複イベント(既存の別のイベント) があった場合、そのメッセージがデフォルトカレンダーメール ボックスにコピーされ、肯定イベント応答がイベントオーガナイザに送信されます。また、アカウン ト(LargeConfRoom@mycompany.com) のフリー/ ビジー情報が更新されます。その後、メッセージ が破棄され、ルールが終了します。

最初のアクション(Accept Request) の[Parameter] フィールドには、文字列[ignore-conflicts] を指定できます。その場合、最初のアクションでは、重複イベントのチェックは行われなくなります (重複イベントは無視されます)。

状況によっては、重複イベント(既存の別のイベント) があっても、そのイベントを無視し、新規の イベントを優先させたいこともあります。その場合、別のルールを作成し、そのルールの優先度を高 く設定します(例えば、経営幹部からの要求を優先させたい場合、Process VIP Requests という 名前のルールを作成し、その優先度を既存のルールより高く設定します)。ルールの内容は、例えば次 のようになります。

データ 操作 パラメーター
アクション 操作
   

最初のアクション(Accept Request) のパラメータとして文字列[force] を指定しておくことで、カ レンダーに重複イベントがあった場合、そのイベントが削除されます。同時に、重複イベントのイベ ントオーガナイザに否定イベント応答が送信されます。


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