CommuniGate Pro
Version 5.1
メッセージ転送
 
 
 
LIST

LIST モジュール

CommuniGate Pro のLIST モジュールにより、メーリングリストメカニズムが実装されます。また、グループへの配信もLIST モジュールによって実装されます。

メーリングリスト

CommuniGate Pro では、単一もしくは複数のメーリングリストの作成が可能で、作成はシステム管理 者が行います。メーリングリストには、CommuniGate Pro サーバーのユーザーのほか、CommuniGate Pro サーバー以外のメールサーバーのユーザーも、WebUser インターフェイスや電子メールを使って加入(購読) できます。

メーリングリストには、メーリングリストのアドレスに電子メールを送信するという方法でメッセー ジをポスト(投稿) でき、ポストされたメッセージは、加入ユーザー全員が読むことができます。投 稿されたメッセージは、メーリングリストのメールボックスに格納されます。格納されているメッ セージは、アーカイブとして使用することもできます。

ユーザーがメーリングリストに加入するときのモードとしては、FEED、DIGEST、INDEX の3 種類が あります。ユーザーがFEED モードで加入した場合、他のユーザーから投稿されたメッセージがLIST モジュールで受信されると、メッセージがすぐに、そのユーザーにリダイレクトされます。 ユーザーがDIGEST モードで加入した場合、そのユーザーにはメーリングリストのダイジェストが送 られます。ダイジェストは、LIST モジュールによって自動的に作成されます。ダイジェストメッセー ジにはそれぞれ、そのメーリングリストに対して投稿されたメッセージの目次と、各メッセージの本 体が格納されています。

ユーザーがINDEX モードで加入したときには、そのユーザーには、投稿済みのメッセージのインデッ クス(目次/ 見出し) が送信されます。このインデックスを参考に、ユーザーはWeb ブラウザを使っ てメーリングリストのアーカイブにアクセスし、必要なメッセージを読むことができます。


LIST モジュールの設定

LIST モジュールの設定を行う場合、Web ブラウザでCommuniGate Pro サーバーに接続し、[Settings] セクションの[LIST] ページを開きます。なお、[Settings] セクションにアクセスする場合、[Can Modify Settings] アクセス権が必要です。

処理
ログレベル: スレッド数:
ログレベル
[Log] オプションでは、LIST モジュールによってサーバーログに記録される情報の範囲( ログ レベル) を指定できます。通常、このオプションは[Major] ( メッセージ処理レポート) にして おきます。一方、LIST モジュールに問題が発生していると思われるときには、[Low-Level] ま たは[All Info] に設定します。この場合、さらに詳細な情報がシステムログに記録されます。な お、問題が解決すれば、ログレベルを元に戻します。[Low-Level] または[All Info] のままに しておくと、システムログファイルのサイズが急速に大きくなります。

システムログのレコードのうち、LIST モジュールによって記録されたログにはLIST タグが付加 されます。
スレッド数
このオプションでは、LIST モジュールの動作に使われるプロセスの数を指定できます。LIST モ ジュールでは、まず、キューに格納されているメーリングリスト宛のメッセージが処理された 後、ダイジェストが作成され、その後、メーリングリストのアーカイブが消去されます(設定によります)。メーリングリストが多数ある場合、このオプションで指定した数のプロセス(ス レッド) を使って各メーリングリストが同時に処理されます。通常、メーリングリストの数が 50 を超える場合、または、加入ユーザーの数が非常に多いメーリングリスト(例えば、10,000 人以上) がいくつかある場合、この設定は2 以上にしておきます。

メーリングリスト
名前 ドメイン オーナー
SIMS node5.communigate.com ali
CGatePro test.communigate.com kwa

上記の[Mailing Lists] パネルには、作成済みのメーリングリストがすべて表示されます。メーリン グリストの名前をクリックすると、そのメーリングリストの設定ページが開きます。また、ドメイン 名をクリックすると、そのドメインの[Domain Settings](ドメイン設定)ページが、オーナーの名 前をクリックすると、そのオーナーの[Account Settings] (アカウント設定) ページが表示されます。

メーリングリストの作成

メーリングリストを作成する場合、まず、新規のアカウントを作成するか、既存のアカウントを選び ます( このアカウントがメーリングリストのオーナーになります) 。続いて、そのアカウントの[ドメイン] ページ( メーリングリストの作成) を開き、メーリングリストの名前を入力し、[New List] ボタンをクリックします。

クリック後、メーリングリストが作成されるドメインのアカウント、グループ、フォワーダ、メーリ ングリストの名前がチェックされ、入力したメーリングリストの名前と同じ名前がないかどうか検証 されます。同じ名前がなかった場合、そのメーリングリストが作成されます。

この後、メーリングリストのオーナーのアカウントにメールボックスを複数作成します。作成するメー ルボックスは、次の通りです。
listname メーリングリストのメールボックスです。メーリングリストに投稿されたメッセージは、このメールボックスに格納されます。
listname/requests このメールボックスには、加入要求(申込) のメッセージが格納されます。
listname/reports このメールボックスには、バウンスメッセージ、その他のDNS (配信ステー タス通知) メッセージが格納されます。いずれも、メーリングリストの加入ユーザーに配信されます。
listname/approval このメールボックスには、オーナーによる承認(モデレート) 前のメッセー ジが格納されます。
To post these messages, the Mailing List owner should redirect them back to the Mailing List using an authenticated submit method: a MAPI or XIMSS client, the CommuniGate Pro WebUser インターフェイス, the XTND XMIT POP3 method, a local "mail" command, the PIPE module, etc.

メーリングリストの設定

メーリングリストの設定を行う場合、メーリングリストの[Settings] ページを開きます。このページ は、メーリングリストのリストを開き(LIST モジュールの[Settings] ページにあります)、メーリン グリストの名前をクリックすると開きます。または、オーナーの[Account Settings page] ページを開き、 メーリングリストの名前をクリックすると表示されます。

メーリングリストの[Settings] ページを開く場合、[Users] アクセス権または [Domain Administrator] アクセス権が必要です。

また、ドメイン管理者がメーリングリストの設定または加入ユーザーリストの内容を変更する場合、 [CanAccessLists] アクセス権が付与されていることが必要です。

メーリングリストのオーナーは、WebUser インターフェイスを使って、メーリングリストの [Settings] ページにアクセスできます。また、アカウントのメールボックスのリストのページにメー リングリストの名前が表示され、この名前をクリックすると、そのメーリングリストにアクセスでき ます。

ログレベル: 購読者 オーナー:ListMaster
ログレベル
[Log] オプションでは、どのログレベルでメーリングリストに関する情報をサーバーログに記 録するかを指定できます。通常、このオプションは[Major] ( メッセージ投稿、加入、ダイジェ スト、クリーンアップに関する情報を出力) にしておきます。一方、メーリングリストに問題 が発生していると思われるときには、[Low-Level] または[All Info] に設定します。この場合、 さらに詳しい情報がシステムログに記録されます。問題が解決すれば、元のログレベルに戻し ます。[Low-Level] または[All Info] のままにしておくと、システムログファイルのサイズが 急速に大きくなります。
システムログのレコードのうち、メーリングリストに関するレコードにはList ( メーリングリ スト名)タグが付加されます。
メーリングリストのログの設定を変更できるのは、システム管理者に限られます。
説明: 
文字セット: 
ダイジェスト/アーカイブ設定: 
管理者確認の方法: 
説明
[Description] オプションには、メーリングリストの正式名を入力します。この名前は、メーリ ングリストの電子メールアドレスの「コメント」として使われます([Real Name] の名前は電子 メールアドレスで使用されるため、コメントとして表示されます)。
文字セット
このオプションでは、LIST モジュールで非ASCII 文字が扱われる場合の方法(キャラクタセッ トの種類) を指定できます。このキャラクタセットを使って、Web インターフェイス上でメッ セージが表示されます。同一のページで異なるキャラクタセットの文字が使われているときに も、このキャラクタセットが使用されます。
ダイジェスト/アーカイブ設定
投稿されたメッセージは、オーナーのアカウントに作成されたメールボックスに格納されます。 そのメールボックスのメッセージをもとにダイジェストが作成されます。このオプションを 使って、ダイジェストの作成後、メールボックスのメッセージを削除するかどうかを指定でき ます。削除しない場合([Enabled])、メールボックスをアーカイブとして使用できます。
オン
この設定にしておくと、投稿されたメッセージはオーナーのアカウントのメールボックスに 格納され、したがって、ダイジェストの作成とアーカイブ処理が可能です。ポップアップメ ニューの右の[Settings] リンクをクリックすると、[Digesting and Archiving Settings] (ダイ ジェスト/ アーカイブ設定) ページが開きます。
オフ
この設定を選択しておくと、メールボックスにはメッセージは格納されません。したがっ て、アーカイブとダイジェストは作成できません。DIGEST モードまたはINDEX モードで 加入したユーザーは、その後、FEED モードの加入ユーザーとして扱われます。また、新規 のユーザーは、DIGEST モードまたはINDEX モードでは加入できなくなります。
管理者確認の方法
LIST モジュールで電子メールメッセージが受信されると、そのメッセージがメーリングリスト のオーナーから送信されたメッセージかどうかがチェックされます。チェックでは、まず、 メッセージのリターンパスとメーリングリストのオーナーの電子メールアドレスが比較されま す。この場合、リターンパスはownerName@listdomain でなければなりません。 ownerName@listdomain のownerName はオーナー名(エイリアスは不可)、listdomain はメーリン グリストの名前とオーナーのアカウントのドメイン名( ドメインのエイリアスは不可) の組み 合わせです。リターンパスがownerName@listdomain でない場合、メッセージは拒否されます。

このオプションでは、上記以降のチェックの方法を指定できます。

Return-Path
この設定にしておくと、上記以降のチェックは行われません( リターンパスのチェックだ けが実行されます)。
IP Addresses
この設定にしておくと、LIST モジュールにより、メッセージが、下記のいずれかの認証方 式を使って送信されたものであるかどうかがチェックされます。また、SMTP 経由の場合、 メッセージが[Client IP Addresses] リストに登録されているIP アドレスのコンピュータか ら送信されたメッセージであるかどうかがチェックされます。
Authentication
この設定を選択しておくと、下記のいずれかの認証方式を使って送信されたものであ るかどうかがチェックされます(IP アドレスはチェックされません)。

メーリングリストの[Settings] ページには各種のオプションや設定、テキストフィールドが用意さ れており、こういったオプションを使って、加入や投稿、メッセージの配信、バウンスメッセージな どの設定を行うことができます。詳しくは、下記の説明を参照してください。

メーリングリストの名前の変更

メーリングリストの名前は変更が可能です。変更する場合、WebAdmin インターフェイスで、そのメー リングリストの[Settings] ページを開きます。

メーリングリストの[Settings] ページを開く場合、[Users] アクセス権または [Domain Administrator] アクセス権が必要です。

メーリングリストの[Settings] ページで変更後の名前を入力し、[Rename] ボタンをクリックしま す。クリック後、そのメーリングリストのドメインのアカウントまたはメーリングリストの名前が チェックされ、変更後のメーリングリストの名前と同じ名前がないかどうか検証されます。同じ名前 がなかったときには、メーリングリストの名前が変更されます。同時に、[Settings] ページの内容が更新されます。

メーリングリストの削除

メーリングリストを削除する場合、WebAdmin インターフェイスで、そのメーリングリストの[Settings] ページを開きます。

[Remove List] ボタンをクリックします。クリック後、削除確認のページが開きますので、本当に削 除してよければ[Remove] ボタンをクリックします。これで、そのメーリングリストが削除されま す。この場合、加入ユーザーリストとメーリングリストの設定が削除され、また、そのメーリングリ ストのメールボックスもオーナーのアカウントから削除されます。


サービステキストの作成

メッセージには各種のサービステキストを挿入できます。サービステキストとは、メッセージの件名、 メッセージヘッダとメッセージトレーラー、確認要求メッセージなどをいいます。サービステキスト には特殊記号(マクロ) を使用することができ、指定した特殊記号は自動的に実際のデータに置き換えられます。

サービステキストには、次の特殊記号(の組み合わせ) を使用できます。
使用できる場所 記号組み合わせ 置き換え後の文字列
テキスト部分全部^Nメーリングリスト名
^Dドメイン名
^Eメーリングリストの正式名([Description] オプションで指定した文字列)
ダイジェストの件名、ヘッダ、
トレーラー
^X現在のダイジェストの識別番号(連番)
フィードの件名の接頭辞、ヘッダ、
トレーラー
^B現在のメッセージの識別番号(連番)

特殊記号の右に数値を指定することで(例えば、^N80) 、置き換え後の文字列の最大長を指定できま す。この数値より置き換え後の文字列が長かったときには、それ以降の文字はカットされます。

また、特殊記号の右に数値を指定し、その数値の先頭を0 にしておいた場合(例えば、^N040)、置 き換え後の文字列は、その長さに調整されます。つまり、置き換え後の文字列が、指定した数値より 長かったときには、その長さを超える文字はカットされます。また、置き換え後の文字列が、指定し た数値より短かった場合、文字列の先頭にスペースが挿入されます。


加入処理

メーリングリストにはいずれも、加入ユーザーリストがあります。このリストには、メーリングリス トに加入しているユーザーの電子メールアドレスが記録されており、メーリングリストに投稿された メッセージは、このリストの各電子メールアドレスに配信されます。

ユーザーは、電子メールを使ってメーリングリスト( メーリングリスト名@ ドメイン) に加入した り、加入を解除したり、また加入モードの変更を行うことができます。メーリングリストでは、処 理の種類に応じて、下記のような専用のアドレスが用意されています。ユーザーは、依頼の種類に よって、該当するアドレスにメッセージを送ることになります。

送信先アドレス: 新規の加入ユーザー 既存の加入ユーザー
listname-on@domain or
listname-subscribe@domain
新規のユーザーがデフォルトのモードで加入する場合に使用 既存のユーザーが現在の加入モードを確認するときに使用
listname-feed@domain 新規のユーザーがFEEDモードで加入する場合に使用 既存のユーザーが加入モードをFEED に変更するときに使用
listname-digest@domain 新規のユーザーがDIGEST モードで加入する場合に使用 既存のユーザーが加入モードをDIGEST に変更するときに使用
listname-index@domain 新規のユーザーがINDEXモードで加入する場合に使用 既存のユーザーが加入モードをINDEX に変更するときに使用
listname-null@domain 新規のユーザーがNULLモードで加入する場合に使用 既存のユーザーが加入モードをNULL に変更するときに使用
listname-off@domain or
listname-unsubscribe@domain
既存のユーザーが加入を解除するときに使用
listname-confirm@domain   既存のユーザーが確認ID を取得するときに使用(ユーザーは、このID を使って加入処理やアーカイブの閲覧が可能)

新規のユーザーから加入申し込みメッセージが上記のアドレス(メーリングリスト名-on@ ドメインま たはメーリングリスト名-subscribe@ ドメイン) に送信されると、そのメッセージのFrom: ヘッダ フィールドのアドレスが、そのユーザーの申し込み電子メールアドレスとして使われます。

どういったユーザーにメーリングリストの申し込みを許可するか、また、どの加入モードをデフォル トにするかなどは、次のパネルで設定できます。以下、各オプションについて説明します。

購読ルール
購読対象: 保存するリクエスト
デフォルトモード: リクエストの確認
リクエスト確認メール
件名:
テキスト:
購読対象
なし この設定にしておくと、このメーリングリストに対する新規の加入申し込みは一切、できなくなります。また、既存のユー ザーは、自分では加入モードを変更できません。加入に関する 処理と加入モードの変更は、システム管理者だけが可能です。 ただし、既存のユーザーは、加入の解除は自分でできます。
このドメインのみ この設定にしておくと、メーリングリストが属するドメインのユーザーだけがメーリングリストに加入できるようになります。
ローカルユーザのみ この設定の場合、CommuniGate Pro サーバーに登録されているユーザー(ローカルのユーザー) だけが加入できるようになります。
全て この設定の場合、任意のシステムのユーザーがメーリングリストに加入できます。
管理者が判断 この設定の場合、加入申し込みメッセージはすべて、まず申し込みメッセージ用のメールボックス( メーリングリスト名/ requests) に格納されます。その後、メーリングリストのオー ナーが各申し込みメッセージを承認することになります。承認 後、オーナーは、申し込みメッセージを必要なアドレス(メー リングリスト名-on@ ドメイン、メーリングリスト名-feed@ ドメイ ンなど) に送信します。これで、新規のユーザーの加入が完了 し、そのユーザーは加入モードの変更も行えるようになりま す。なお、加入の解除は、ユーザーが自分で行えます。申し込み メッセージ用のメールボックスに加入申し込みメッセージが格 納される際、メッセージにフラグ(Flag マーカー) が設定され ます。
保存するリクエスト
このオプションを使って、加入申し込み/ 解除メッセージ( メーリングリスト名-on、メーリン グリスト名-off などのアドレスに送信されたメッセージ) がオーナーのアカウントの申し込み メッセージ用メールボックス( メーリングリスト名/requests) に格納されるように設定できま す。格納するメッセージの種類も指定できます。このメールボックスに格納されたメッセージ は、オーナーが必要に応じて読むことができ、加入や加入解除、加入モードの変更などについ て、ユーザーから問い合わせや質問がないかどうか確認できます。
[none] を選択しておいた場合、加入申し込み/ 解除メッセージは、申し込みメッセージ用メー ルボックスには格納されません。[all] では、メッセージはすべて、このメールボックスに格納 されます。[accepted] では、受け付けられたメッセージだけが、[rejected] では、拒否された メッセージだけが格納されます。
申し込みメッセージ用メールボックス( メーリングリスト名/requests) に格納されているメッ セージはいずれも、オーナーによる承認が必要です。

申し込みメッセージ用メールボックスに格納されるメッセージはいずれも、X-List-Report ヘッ ダフィールドが追加されます。このヘッダフィールドは特殊なヘッダフィールドで、ここには メーリングリストマネージャレポート(配信ステータス通知メッセージ) が格納されます。そ のため、メーリングリストのオーナーは、使用しているメーラーアプリケーションで、この X-List-Report フィールドが表示されるように設定しておくことが必要です。

デフォルトモード
このオプションでは、デフォルトの加入モードを指定できます。新規のユーザーは、加入モー ドを指定して加入申し込みメッセージを送信できますが(例えば、FEED モードで加入したい 場合、メーリングリスト名-feed@ ドメインに送信)、加入モードを指定しなかった場合(つま り、メーリングリスト名-on@ ドメイン、または、メーリングリスト名-subscribe@ ドメインに メッセージを送信した場合)、ここで指定したモードが使われます。

加入モード

ユーザーは、次のいずれかのモードでメーリングリストに加入できます。
FEED
ユーザーが、このモードで加入している場合、メッセージがメーリングリストに投稿される と、その都度、そのメッセージがユーザーに送信されます。詳しくは、FEED モードの場合の 配信の説明を参照してください。
DIGEST
ユーザーが、このモードで加入している場合、ダイジェストメッセージが定期的にユーザーに 送信されます。ダイジェストメッセージは、冒頭に目次(投稿されたメッセージの目次) があ り、その後に各メッセージの本体が記載されています。詳しくは、DIGEST/INDEX モードの場 合の配信の説明を参照してください。
INDEX
ユーザーが、このモードで加入している場合、インデックスメッセージが定期的にユーザーに 送信されます。インデックスメッセージは、ダイジェストメッセージの目次(投稿されたメッ セージの目次) だけが記載されているメッセージで、投稿メッセージの本体はありません。こ の加入モードのユーザーは、目次を見て、いずれかのメッセージに興味があれば、Web ブラウ ザでメッセージ(アーカイブのメッセージ) を読むということになります。
このモードでの配信については、詳しくはDIGEST/INDEX モードの場 合の配信の説明を参照してください。
NULL
ユーザーが、このモードで加入している場合、そのユーザーにはメーリングリストに投稿され たメッセージは一切、送信されません。したがって、このモードは、閲覧は不要で投稿だけを 行いたいユーザー向けのモードです。
BANNED
このモードの場合、ユーザーにはメーリングリストに投稿されたメッセージは送信されませ ん。また、ユーザーは、自分で加入モードを変更することはできません。
このモードを使うことで、一部のユーザーに対してメーリングリストの使用を禁止することが できます。ただし、このモードを使うとスパムメールが増えることもあり、そのため、一般に スパム防止やシステム保護を強化する必要があります。

申し込み確認メッセージ

メーリングリストでは通常、次のような問題が発生します。

上記のような問題、また類似の問題は、ユーザーに申し込み確認メッセージを送信することで解決で きます。申し込み確認メッセージに関する設定は、[Confirmation Request Message] パネルを使って行 えます。

Request Confirmations
このチェックボックスを選択しておくと、ユーザーから加入申し込みメッセージが送信された ときでも、ユーザーの電子メールアドレスは、すぐには加入ユーザーリストに登録されません。 代わりに、そのユーザーの電子メールアドレスに対して申し込み確認メッセージが送信されま す。この確認メッセージの「件名」フィールドには、一意の識別子(確認ID) が格納されてい ます。ユーザーがメーラーの応答(返信) コマンドを使って、この確認メッセージに返信すると、加入申し込みが確定します。
Confirmation Message
[Subject] フィールドには、申し込み確認メッセージの件名を入力します。また、[Text] フィー ルドには、申し込確認メッセージの本文を入力します。この件名と本文のメッセージが加入を 申し込んだユーザーに送信されます。どちらのフィールドでも、通常の記号の組み合わせ(^N や^D など。上記のサービステキストの説明を参照) のほか、次の記号の組み合わせ(マクロ) を使用できます。
記号の組み合わせ  置換後の文字列
^O ユーザーが要求した処理
^P unsubscribe (加入解除と加入の場合) とsubscribe( 処理)
(その他の処理)
^A ユーザーの電子メールアドレス
^I 確認ID

ウエルカムメッセージとグッドバイメッセージ

入会確認メール
件名:
テキスト:
退会確認メール
件名:
テキスト:

新規のユーザーの加入を受け付けた場合、ウエルカムメッセージが送信されるように設定できます。 また、既存のユーザーが加入を解除した場合、グッドバイメッセージが送信されるように設定できま す。その場合、それぞれ上のパネルに文字列を入力します。

この2 つのフィールドでは、通常の記号の組み合わせ(^N や^D など。上記のサービステキストの 説明を参照) のほか、下記の記号の組み合わせを使用できます。
記号の組み合わせ  置き換え後の文字列
^A 加入ユーザーのアドレス
^I 確認ID


メッセージの投稿

ユーザーは、投稿用アドレス( メーリングリスト名@ ドメイン) にメッセージを送信することで、 メーリングリストへの投稿が可能です。ユーザーからの投稿に関する設定は、[Posting Policy] パネ ルで行えます。

投稿ルール
投稿許可: 新規投稿の許可:
許可する形式: 最大サイズ:
投稿禁止: 異なる文字セット
未変更のダイジェストの件名
サービスフィールド:
送信者アドレスを隠す
投稿許可
このオプションでは、どういったユーザーがメーリングリストにメッセージを投稿できるかを 指定できます。
from owner only   この設定にしておくと、メーリングリストのオーナーだけが メッセージを投稿できるようになります(オーナーはセキュア 方式で投稿します)。
moderated  この設定にしておくと、オーナー以外のユーザーからのメッセージはすべて、オーナーにリダイレクトされます。オーナーはメッセージをチェックし、問題がなければ、メーリングリス トに送信(公開) します。
注意: この設定は通常、オーナーがメッセージをすべてチェッ クしたいときや、メッセージの公開を一時停止したいときに使 用します。なお、チェックや公開の一時停止を行いたい場合、 この設定より、下のfrom subscribers モードと[New Subscribers] オプションを組み合わせて使ったほうが詳細 な設定が可能です(下記を参照)。
from subscribers  この設定にしておくと、メーリングリストの加入ユーザーは誰でもメッセージを投稿できるようになります。この設定では、 一部のメッセージについてモデレート(オーナーによるチェッ ク) が可能です(下記を参照)。
moderate guests  この設定にしておくと、メーリングリストの加入ユーザーは誰でもメッセージを投稿できます。ただし、加入ユーザーでない ユーザー(ゲスト) からの投稿メッセージは、モデレートの対 象となります。
from anybody  この設定の場合、ゲストを含め、任意のユーザーからの投稿メッセージが受け付けられます。
新規投稿の許可
このオプションは、[Accept Postings] オプションの設定を[from subscriber] にして あるときにだけ有効です。このオプションでは、新規のユーザーからのメッセージをモデレー トする方法を指定できます。このオプションで、新規のユーザーからのメッセージの数(加入 後のメッセージの数) を指定しておいた場合、その数までのメッセージはすべて、オーナーの 承認用のメールボックス( メーリングリスト名/approval) に格納されます。こういったメッセー ジをすべてオーナーがチェックして承認し、メーリングリストに公開した場合、そのユーザー からの以後のメッセージはすべて、オーナーによる承認なしで直接、メーリングリストに投稿 (公開) されます。
注意: 上の設定は、とくにスパムメールからメーリングリストを保護したい場合に非常に有効 です。
このオプションを[Moderate All] に設定しておいた場合、新規の加入ユーザーからのメッ セージはすべて、オーナーの承認用のメールボックスに格納されます。したがって、オーナー による承認が必要です( こういったメッセージのカウンタは更新されません)。
このオプションを[Prohibited] に設定しておいた場合、新規の加入ユーザーは一切、メッ セージを投稿できなくなります( メッセージはすべて拒否されます)。
このオプションを[Special] に設定しておいた場合、新規の加入ユーザーは、自動生成メッ セージを投稿できるようになります。この設定は、メーリングリストを別のメーリングリスト の加入ユーザーにするときにも利用できます(別のメーリングリストからの自動生成メッセー ジが受信されるようになります)。
注意: 設定が[Special] の場合、自動生成メッセージが受信され、そのメッセージがオーナー からのメッセージでなかったときには、そのメッセージのSender アドレス(ある場合) が From アドレスの代わりに使われます。ここで、Sender アドレスが加入ユーザーリストに登録 されているときには、その加入ユーザーのモードがSpecial に設定され、メッセージがメーリ ングリストに公開されます。
[New Subscribers] オプションの設定は、
加入ユーザーリストを使って、個々の加入ユーザーに ついて別個に指定することができます。例えば、ユーザーを指定して、そのユーザーからのメッ セージはすべてモデレートせずに投稿を許可し、他のユーザー(また、新規のユーザー) から のメッセージはモデレートするか、拒否するといった操作が可能です。
許可する形式
このオプションでは、加入ユーザーから送信されるメッセージのMIME フォーマットを指定で きます。ここで指定したMIME フォーマットのメッセージが受け付けられることになります。
plain text only   この設定にしておくと、フォーマット(コンテントタイプ) が text/plain のメッセージだけが受け付けられます。
text only  この設定にしておくと、フォーマットがtext (text/plain、 text/html など) のメッセージだけが受け付けられます。
text alternative  この設定にしておくと、フォーマットがtext のメッセージ、 またはmultipart/alternative のメッセージ(例えば、text/html パートとimage/gif パートがあるメッセージ) が受け付けられ ます。
anything  この設定の場合、任意のMIME フォーマットのメッセージが受 け付けられます。
メーリングリストのオーナーは、任意のフォーマットのメッセージを投稿できます。
最大サイズ
このオプションでは、ユーザーがメーリングリストに投稿できるメッセージの最大サイズを指 定できます。メーリングリストのオーナーは、任意のサイズのメッセージを投稿できます。
投稿禁止: 未変更のダイジェストの件名
このオプションを選択しておくと、すべての投稿メッセージのSubject (件名) フィールドが チェックされます。チェックで、Subject フィールドに返信接頭辞(Re: やRe> など) があり、そ の右にメーリングリストのダイジェストの件名(下記を参照) が格納されていた場合、そのメッ セージは拒否されます(つまり、ダイジェストメッセージに対する返信メッセージはすべて拒 否されます)。
投稿禁止: 異なる文字セット
このオプションを選択しておくと、投稿メッセージで使われているキャラクタセットがチェッ クされます。キャラクタセットが明示的に指定されており、そのキャラクタセットが[Preferred Character Set] オプションで設定されているキャラクタセットと異なっていたときには、その メッセージは拒否されます。
サービスフィールド
このテキストボックスには、メッセージのヘッダフィールドを指定できます。ここで指定した ヘッダフィールドの内容が配信される全メッセージ(フィード、ダイジェスト、インデックス) に追加されます。先頭にアステリスク(*)を付加することができ、その場合、List-ID、List- Unsubscribe、Precedence、List-Archive(リスト閲覧が有効になっている場合) の各フィールドが 自動的に生成されメッセージに追加されます。
アステリスクを付加しなかったときには、指定したフィールドだけがメッセージに追加されま す。このテキストボックスでは、次の記号の組み合わせを使用できます。
組み合わせ置き換え後の文字列
^Nメーリングリスト名(文字列)
^Dドメイン名(文字列)
^P最初のHTTP ユーザーモジュールポート
^R文字列http または文字列https(最初のHTTP ユーザーモジュールポートのタイプによります。)
送信者アドレスを隠す
このオプションを選択しておいたときには、投稿メッセージのFrom アドレスの内容( メッセー ジの作成者のアドレス) がメーリングリストのアドレスに変更されます。ただし、From アドレ スの内容がコメント( メッセージの作成者の実名) だったときには、そのコメントがそのまま 使用されます。
アーカイブ、ダイジェスト、インデックスのメッセージのFrom アドレスもすべて、同様に変更 されます。
このオプションを使うことで、メーリングリストに投稿するユーザーの電子メールアドレスを 非表示にすることができます(悪用を防止できます)。

メッセージの処理

メーリングリストに投稿されたメッセージが各加入ユーザーに配信される際(配信の方法は、加入モー ドによって異なります)、オリジナルのメッセージのヘッダが編集されます。編集処理では、通常、オ リジナルのメッセージのFrom、Date、Message-ID、Subject の各フィールドの内容が、各加入ユーザー に配信されるメッセージの各ヘッダフィールドにそれぞれコピーされます。

上記の他にも、配信されるメッセージにコピーしたいフィールドがある場合(加入モードがFEED ま たはDIGEST の場合)、次のパネルで、そのヘッダフィールドを指定します。

RFC822 ヘッダ情報の保持
To/Cc:
RFC822 ヘッダ情報の保持
[RFC822 Fields to Keep] パネルのフィールドには、配信されるメッセージにコピーするヘッダ フィールド(追加ヘッダフィールド) の名前を入力します。ここで指定したヘッダフィールド が、オリジナルのメッセージから各ユーザーに配信されるメッセージにコピーされます。

指定したヘッダフィールドを削除したい場合、その名前を削除します。

If the To And Cc option is set to:

  • remove - the original To and Cc fields are not copied; the Mailing List address is added as the To field;
  • keep - the original To and Cc are copied;
  • copy as Cc - the original To and Cc fields are copied as Cc fields; the Mailing List address is added as the To field.

バウンス処理

メーリングリストでは、加入ユーザーの電子メールアドレスが間違っていたり、その電子メールアド レスをユーザーが使用しなくなった場合、正常な配信が行われません。LIST モジュールには自動バウ ンス機能があり、この機能を使うことで、過誤の電子メールアドレスや無効になった電子メールアド レス、一時的に未使用の状態の電子メールアドレスに対応することができます。

加入ユーザーに送信されるメッセージにはすべて(いずれの加入モードでも)、エンベロープ情報が格 納されています。何らかの理由でエラーが発生した場合、このエンベロープ情報を使ってエラーレポー トがLIST モジュールに送られます。エラーレポートがLIST モジュールで受信されると、LIST モジュー ルにより次の処理が実行されます。

メーリングリストに関する問題やエラーは、通常、CommuniGate Pro サーバーからメッセージが加入 ユーザーに配信されるときに検出されます。そのため、エラーレポートのほとんどはローカル、つま りCommuniGate Pro サーバー上で生成されます。また、エラーレポートがCommuniGate Pro サーバー で作成される場合、フォーマットは適切であり、したがって配信に関する問題のほとんどは CommuniGate Pro サーバーによって自動的に処理されます。

メーリングリストのメッセージがリモートサイト(の各加入ユーザー) に送信され、その送信は正常 に行われたものの、リモートサイトから加入ユーザーに配信される際に問題が発生したときには、そ のリモートサイトで配信レポート(エラーレポート) が生成されます。リモートサイトのメールサー バーが最近の製品のときには、ほとんどの場合、配信レポートは適切なフォーマットで作成されます。 したがって、CommuniGate Pro サーバーで処理される場合と同じく、問題は自動的に処理されます。

一方、リモートサイトによっては、フォーマットが不適当な配信レポートがCommuniGate Pro サー バーに送信されてくる場合もあります。こういったレポートでも、LIST モジュールにより、レポート 用メールボックス( メーリングリスト名/reports) に格納されます。格納されたレポートは、メーリ ングリストのオーナーが手動で処理することができます。

配信レポートの各レコードにはそれぞれ、単一の電子メールアドレスが格納されています。また、そ の電子メールアドレスにオリジナルのメッセージが正常に配信されたかどうかの別が示されていま す。さらに、配信エラーが致命的エラー(システムにアカウントが存在しない) であるか、または非 致命的エラー( リモートサイトがダウンまたはディスクスペースクォータが超過) であるかどうかも 示されています。

エラーが非致命的エラーの場合、メッセージの送信先の電子メールアドレスは一時的に保留され、そ のアドレスにはメッセージは送信されません。また、その電子メールアドレスについて、さらに非致 命的エラーが報告されたときでも、そのエラーレポートは無視されます。その後、LIST モジュールに よってクリーンアップが実行されると(定期的に実行されます)、保留中のすべてのアドレスに対して 警告メッセージが送信されます。この警告メッセージにより、ユーザーは、未配信のメッセージがあ ることが分かります。また、この警告メッセージには、ユーザーに加入の確認を求める説明が記載さ れています(ユーザーは、警告メッセージに返信することで加入の確認を行います)。

上記の保留の長さは、次のいずれかの方法で指定できます(後述)。

ユーザーが警告メッセージに返信して加入を確認すると、保留が解除されると同時に、その電子メー ルアドレスのバウンスカウンタがクリアされます。

エラーバウンス処理
致命的ではないエラーバウンス:
次の時間購読を保留する:
購読停止期限: bounces
確認完了まで購読を保留する
購読停止期限:
致命的エラーバウンスの取り扱い:
 購読停止時に管理者に通知する
リストの更新間隔:
エラーバウンスレポートの保存先:
警告メール
件名:
本文:
次の時間購読を保留する
時間の長さを指定して電子メールアドレスを保留する場合、このラジオボタンを選択し、ポッ プアップメニューで時間の長さを指定します。非致命的エラーレポートが受信されたときには、 ここで指定した時間の間、その電子メールアドレスへのメッセージの送信は保留されます。
The unsubscribe after option specifies the number of unconfirmed suspension periods after which the user is unsubscribed.[unsubscribe after] オプションでは、バウンスカウンタの上限を指定できます。ユーザー から返信(警告メッセージに対する返信) がなく、バウンスカウンタの値が、この上限を超え た場合、そのユーザーの加入は解除されます。
確認完了まで購読を保留する
ユーザーが警告メッセージに対して返信(加入を確認) した時点で保留を解除する場合、この ラジオボタンを選択します。
[unsubscribe after] オプションでは、ユーザーから返信が送信されるまでの時間の長さを 指定します。この時間が経過すると、そのユーザーの加入は解除されます。
致命的エラーバウンスの取り扱い
このオプションでは、単一の致命的エラーをどのように扱うかを指定できます。扱い方として は、数個の非致命的エラーとして扱う(例えば10 個の非致命的エラーを1 つの致命的エラーと して扱う)、致命的エラーを非致命的エラーとして扱う(致命的エラーを非致命的エラーとして 扱う)、致命的エラーをそのまま致命的エラーとして扱う、の3 種類があります。例えば、[suspend subscription for] の[unsubscribe after] オプションで[10] を指定し、このオ プションで[5 Non-Fatal] を指定した場合、単一の致命的エラーは5 個の非致命的エラーとし て計算されます。したがって、致命的エラーが2 回発生した場合、そのユーザー(電子メール アドレス) の加入が解除されます。また、このオプションを[Fatal] に設定しておいた場合、致 命的エラーレポートが1 回受信された時点で、ユーザーは加入解除されます。
購読停止時に管理者に通知する
このオプションを選択しておくと、メールバウンスが理由でユーザー(電子メールアドレス) の 加入が解除された場合、その電子メールアドレスがメーリングリストのオーナーに送信されま す。
リストの更新間隔
このオプションでは、システムが加入ユーザーリストをスキャン( クリーンアップ) する頻度 を指定できます。スキャン後、次のような処理が実行されます。
  • バウンスカウンタの値が0 以外のユーザー(それまで、バウンスメールが送信されたユー ザー) に対して警告メッセージが送信されます。
  • ユーザーから加入申し込みがあり、その後、2 日が経過した時点でも申し込み確認メッセー ジが受信されなかった場合、そのユーザーはリストから削除されます。
  • 加入ユーザーリストのユーザーのうち、加入が解除されたユーザーがリストから削除され ます。
エラーバウンスレポートの保存先
このオプションでは、どういった種類の配信レポートをメーリングリストのオーナーのレポー ト用メールボックス( メーリングリスト名/reports) に格納するかを指定できます。例えば、 [unprocessed]を設定しておいたときには、LIST モジュールによる解析と処理が失敗したメッ セージに関するレポートだけがメールボックスに格納されます。
警告メール
この2 つのテキストフィールドには、それぞれ警告メッセージの件名と本文を入力できます。加 入ユーザーのうち、メッセージの配信が保留されているユーザーに、この警告メッセージが送 信されます。この2 つのフィールドでは、通常の記号の組み合わせ(^N や^D など。上記のサー ビステキストの説明を参照) のほか、下記の記号の組み合わせを使用できます。
組み合わせ置き換え後の文字列
^A加入ユーザーの電子メールアドレス
^I確認ID

FEED モードの場合の配信

配信されるメッセージのTo ヘッダフィールドには、メーリングリストのアドレスが挿入されます。ま た、From、Date、Message-ID の各ヘッダフィールド( さらに明示的に指定されているフィールド) に、オリジナルのメッセージの各ヘッダフィールドの内容がコピーされます。

配信メッセージの本文は、オリジナルのメッセージの本文と同じです。オリジナルのメッセージの フォーマットがMIME でない場合、または、フォーマットがtext/plain、multipart/mixed format のい ずれかの場合( もっとも一般的なフォーマット)、FEED モードヘッダ(Header) テキストがオリジ ナルの本文の前に、またFEED モードトレーラー(Header) テキストが本文の後ろに追加されます。 このヘッダテキストとトレーラーテキストは、下記の[Feed Mode Format] パネルで指定できます。

Feed モード形式
件名に追加する文字列: 返信先の指定:
  返信引用符の後に追加する   
文頭に追加する文
案内文
件名に追加する文字列
このテキストフィールドには、接頭辞を入力します。この接頭辞が、FEED モードで配信され るメッセージのSubject (件名) フィールドの文字列の前に付加されます。
メッセージがFEED モードの加入ユーザーに配信される際、Subject フィールドの内容がチェッ クされます。チェックで、Subject フィールドに返信接頭辞(Re:、Re> など) が見つかったと きには、ここで指定した接頭辞は削除されます(下記の[insert after Reply Prefix] オプション を選択していない場合)。
この接頭辞には、
記号の組み合わせを使用することができます。
返信引用符の後に追加する
このオプションを選択しておくと、配信されるメッセージに返信接頭辞(Re:、Re> など) が あった場合、その後ろに、上記の[Subject Prefix] テキストフィールドで入力した接頭辞が追 加されます(そのため、ユーザーはメーラーアプリケーションで関連メッセージをディスカッ ションスレッドとしてグループ分けできます)。

下は、例です。

配信メッセージの件名 [R&D]
投稿メッセージの件名(返信) Subject: test
配信メッセージの件名(返信) Subject: [R&D] test
選択していない場合) Subject: Re: [R&D] test
配信メッセージの件名(返信)
 (返信引用符の後に追加する オプションが選択されていない)
Subject: [R&D] Re: test
選択している場合)
 (返信引用符の後に追加する オプションが選択されている)
Subject: Re: [R&D] test
作成されるダイジェスト(スレッド) 1) test
2) Re: test
返信先の指定
このオプションを[to List] に設定しておくと、配信メッセージにReply-To ヘッダフィー ルドが追加され、内容としてメーリングリストの電子メールアドレスが挿入されます。した がって、加入ユーザーが配信されたメッセージに返信すると、返信メッセージは自動的にメー リングリストの電子メールアドレスに送信されます。

[to Sender] を選択しておくと、Reply-To ヘッダフィールドは追加されません。したがっ て、加入ユーザーが配信メッセージに返信すると、そのメッセージは配信メッセージのFrom アドレス、つまりメッセージの作成者(差出人) のアドレスに送信されます。

文頭に追加する文
このテキストフィールドには、文字列(ヘッダ文) を入力できます。ここで入力した文字列が メッセージの先頭に追加され、メッセージがFEED モードの加入ユーザーに配信されます。
この文字列(ヘッダ文) には記号の組み合わせを使用できます。
案内文
このテキストフィールドには、文字列( トレーラー文) を入力できます。ここで入力した文字 列がメッセージの末尾に追加され、メッセージがFEED モードの加入ユーザーに配信されま す。
この文字列( トレーラー文) には記号の組み合わせを使用できます。

ダイジェストとアーカイブ

メーリングリストに投稿されたメッセージは、メーリングリストのオーナーのアカウントのメール ボックスに保存できます。このメールボックスを使って、メッセージを収集してダイジェストを作成 できます。ダイジェストの作成後、そのメールボックスのメッセージを削除しないでおくこともでき、 その場合、メールボックスをメッセージのアーカイブとして使用できます。

ダイジェストの作成後、メールボックスのメッセージを削除しない( メールボックスをアーカイブと して使用する) 場合、[Digesting and Archiving] オプションで[Enabled] を選択します。また、この オプションの右の[Settings] リンクをクリックすると、[Digesting and Archiving Settings] ページが 開き、ここでダイジェスト/ アーカイブに関する設定を行えます。


DIGEST/INDEX モードの場合の配信

[Digesting and Archiving] オプションを[Enabled] に設定しておいた場合、投稿メッセージはすべて オーナーのアカウントのメールボックスに格納されます。LIST モジュールにより、このメールボック スに対してチェックが行われ、その後、ダイジェストメッセージとインデックスメッセージが作成さ れます。

ダイジェストメッセージは、メーリングリストに投稿されたメッセージがすべて格納されているメッ セージです。ダイジェストメッセージは定期的に作成され(間隔は指定できます)、最新のダイジェス トメッセージには、前回ダイジェストが作成された後に投稿されたメッセージが格納されます。

ダイジェストメッセージは、ダイジェストヘッダ、そのダイジェストメッセージに格納されている投 稿メッセージの目次(TOC)、TOC トレーラー、投稿メッセージ、ダイジェストトレーラーで構成さ れています。

インデックスメッセージは、ダイジェストヘッダ、目次(TOC)、TOC トレーラーで構成されていま す。この3 つはいずれもダイジェストメッセージの場合と同じですが、インデックスメッセージには、 投稿メッセージとダイジェストトレーラーはありません。

インデックスメッセージとダイジェストメッセージは同時に作成されます。このうち、ダイジェスト メッセージはDIGEST モードの加入ユーザーに、インデックスメッセージはINDEX モードの加入 ユーザーに送信されます。

ダイジェストの作成
作成間隔:  
または次のサイズを超えたとき: または次のメール数を超えたとき:
最初のダイジェスト作成時間:  
作成間隔
このオプションでは、LIST モジュールによってダイジェストメッセージ( とインデックスメッ セージ) が作成される頻度(時間間隔) を指定できます。例えば、1 日(day) を選択しておく と、ダイジェストメッセージとインデックスメッセージが毎日作成されます。
最初のダイジェスト作成時間
このオプションでは、ダイジェストが生成される時刻を指定できます。

注意:[Generate Every] オプションで時間間隔として1 日以下を指定した場合、毎日、ここで 指定した時刻に次のダイジェスト(1 日未満のときには最初のダイジェスト) が作成されます。 例えば、[Generate Every] オプションで1 日(day)、このオプションで4:00 を指定した場合、 前回のダイジェストが月曜日の23:00 に作成されていたときには、火曜日の4:00 に次のダイジェ ストが作成されます。
また、[Generate Every] オプションで時間間隔としてN 日(N>1) を指定した場合、N 日後の日 の時刻のうち、ここで指定した時刻に次のダイジェストが作成されます。例えば、[Generate Every] オプションで5 日(5 Days)、このオプションで4:00 を指定した場合、前回のダイジェ ストが月曜日の23:00 に作成されていたときには、金曜日の4:00 に次のダイジェストが作成さ れます。

または次のサイズを超えたとき
このオプションでは、単一のダイジェストメッセージに格納されるメッセージの合計サイズを 指定できます。前回のダイジェストの作成後に投稿されたメッセージの合計サイズが、ここで 指定したサイズを超えたときには、すぐに新規のダイジェストメッセージ(およびインデック スメッセージ) が作成されます。つまり、[Generate Every] と[First Digest at] の各オプショ ンの設定はどちらも無視されます。
または次のメール数を超えたとき
このオプションでは、単一のダイジェストメッセージに格納されるメッセージの最大数を指定 できます。投稿されたメッセージの数が、ここで指定した最大数を超えたときには、すぐに新 規のダイジェストメッセージが作成されます。この場合も、[Generate Every] と[First Digest at] の各オプションの設定は無視されます。

ダイジェスト形式
件名: 本文の形式:
文頭
インデックス形式
インデックス案内文
案内文
件名
このテキストフィールドには、Subject ヘッダフィールドの内容(ダイジェストの件名) を入力 できます。ここで入力した文字列が、メーリングリストのダイジェストメッセージ(およびイ ンデックスメッセージ) の件名として使われます。
Prohibit Unmodified Digest Subjects] オプションを選択してある場合、投稿メッセージに返信接 頭辞(Re:、Re> など) があり、その右に、このテキストフィールドに入力した文字列(ダイジェ ストの件名) が未編集のままで格納されていたときには、その投稿メッセージはすべて拒否さ れます( メールボックスには格納されず、したがってダイジェストに取り込まれることはあり ません)。
本文の形式
このオプションでは、ダイジェストの本文(投稿メッセージのセット) のフォーマットを指定 できます。
plain text
この設定を選択しておくと、投稿メッセージはいずれもプレーンテキスト(plain text) でダ イジェストに格納されます。個々のメッセージはそれぞれ、マイナス記号を使った行で区切 られます。
standard MIME
この設定を選択しておくと、ダイジェストはMIME multipart/digest フォーマットで作成され ます。つまり、最初のパートのフォーマット(Content-type) はtext/plain で、ここにダイ ジェストのTOC (目次) が格納されます。その後、残りのパートにそれぞれメッセージが 格納されます。
embedded MIME
この設定にしておくと、ダイジェストはMIME multipart/mixed フォーマットで作成されま す。つまり、最初のパートのフォーマットはtext/plain フォーマットで、ここにダイジェス トのTOC (目次) が格納されます。2 番目のパートのフォーマットは標準のmultipart/digest で、ここに各メッセージが格納されます。
文頭
このテキストフィールドに文字列を入力しておくと、その文字列がダイジェストメッセージと インデックスメッセージのヘッダとして使われます。このヘッダは、下記の[Index Line] テキ ストフィールドのデータ(目次) の前に挿入されます。
インデックス形式
このテキストフィールドでは、インデックスライン(目次の行) のフォーマットを指定できま す。サービステキストの場合と同様、特殊記号の組み合わせを使用できます( というより、特 殊記号で指定するのが基本です)。ただし、特殊記号の使い方は、サービステキストとは異なり ます。
特殊記号の組み合わせ(マクロ) を指定しておくと、その記号が各メッセージの値(ヘッダ フィールドなどの値) に置き換えられ、その結果がダイジェストメッセージとインデックスメッ セージに挿入されます。使用方法と処理は、次の通りです。

組み合わせ置き換え後の文字列
^X メッセージの連番(ダイジェストで使用されます)
^F メッセージのFrom ヘッダフィールドの値
^T メッセージのDate ヘッダフィールドの値
^S メッセージのSubject ヘッダフィールドの値
^I メッセージのMessage-Id ヘッダフィールドの値

インデックス案内文
このテキストフィールドには、インデックストレーラー文字列を入力できます。このインデッ クストレーラー文字列は、ダイジェストメッセージとインデックスメッセージのインデックス ライン(目次) の後に挿入されます。
案内文
このテキストフィールドには、トレーラー文字列を入力できます。このトレーラー文字列は、ダ イジェストの最後のメッセージの後に挿入されます。

アーカイブ処理

メーリングリストに投稿されたメッセージはすべて、そのオーナーのアカウントのメールボックスの うち、そのメーリングリストの名前のメールボックスに格納されます。その後、ダイジェストが作成 される際、そのメールボックスの投稿メッセージがすべて取り出されます。その場合、メールボック スのメッセージを残し、メールボックスをアーカイブとして使用できます。ユーザーは、Web イン ターフェイスを使って、このアーカイブの検索が可能です。

ダイジェストの作成時、メールボックスのサイズがチェックされます。サイズが、指定されている最 大サイズ(下記を参照) を超えていたときには、最大サイズを超過している分だけ、古いメッセージ が削除されます。

アーカイブ
最大アーカイブサイズ: 最大アーカイブメール数:
新規アーカイブの作成: アクセス権:
最大アーカイブサイズ
このオプションでは、アーカイブ( メールボックス内の全メッセージ) の最大サイズを指定で きます。ダイジェストの作成後、このサイズの範囲で新規のアーカイブを作成できます(下記 を参照)。または、ダイジェストの作成後、メールボックスのサイズが、ここで指定したサイズ を超えていたときには、そのサイズに縮小されるまで古いメッセージが削除されます。
最大アーカイブメール数
このオプションでは、アーカイブに格納可能なメッセージの最大数を指定できます。
新規アーカイブの作成
このオプションでは、新規のアーカイブを作成する頻度を指定できます。新規のアーカイブが 作成される際、既存のアーカイブは、YYYY-MM-DD という名前でサブメールボックスとして保 存されます。YYYY-MM-DD は、既存のアーカイブの最初のメッセージが、そのアーカイブに格 納されたときの日付で、YYYY は年、MM は月、DD は日です。
この[Start New Archive] オプションを[never] に設定しておいた場合、作成されるアーカイブ のサイズが、指定されている最大サイズを超えたとき( [Maximum Archive Size] オプション) 、 または、アーカイブされるメッセージの数が、指定されている最大数を超えたときに([Messages to Keep] オプション)、自動的に新規のアーカイブが作成されます。
[Start New Archive] オプションを[never] に設定し、[Maximum Archive Size] オプションを[0] に設定しておいたときには、ダイジェストの作成時、メールボックスに格納されているメッセー ジがすべて削除されます。
アクセス権
メーリングリストは、Web インターフェイスの[Mailing Lists] セクションに表示されます。こ のオプションでは、メーリングリストにアクセスできるユーザーを指定できます。
なし
この設定にしておいた場合、ユーザーはいずれも、Web インターフェイスを介してアクセ スすることはできなくなります。
全て
この設定の場合、任意のユーザーがメーリングリストを表示し、そのアーカイブを使用で きるようになります。
購読者のみ
この設定の場合、メーリングリストは表示されますが、アーカイブの内容を閲覧する場合、 ユーザーは自分の電子メールアドレスと確認ID (パスワードとして使われます) を入力し なければなりません。確認ID を忘れたときには、ユーザーは、< メーリングリスト名- confirm@domain> にメッセージを送信することで、確認ID を取得できます。この場合、 そのユーザーの加入モードでは確認が必要ない場合(例えばゲスト) でも確認ID を取得で きます。
加入ユーザー(電子メールアドレス) がCommuniGate Pro のローカルのアカウントの場 合、確認ID のほか、CommuniGate Pro のアカウントのパスワードをメーリングリストのパ スワードとして使い、アーカイブの内容を閲覧することもできます。
クライアントのみ
この設定にしておいた場合、加入ユーザーのうち、そのインターネットアドレスが [Client IP Addresses] リストに登録されているユーザーだけがメーリングリストを閲覧で きるようになります。インターネットアドレスが[Client IP Addresses] リストに登録され ていないユーザーはいずれも、名前とパスワード(電子メールアドレスと確認ID) を入力 しなければ、メーリングリストの閲覧はできません。つまり、こういったユーザーにとっ ては、この設定は[subscribers] と同じように機能します。

加入ユーザーリスト

システム管理者またはメーリングリストのオーナーは、メーリングリストの[Settings] ページには [Subscribers] リンクがあり、このリンクをクリックすると、メーリングリストの加入ユーザーリスト が表示されます。なお、この操作は、システム管理者またはメーリングリストのオーナーだけが可能です。

[Subscribers] ページ(加入ユーザーリスト) には、メーリングリストの加入ユーザーの電子メールアドレスのリストが表示されます。また、電子メールアドレスについてそれぞれ、関連情報(例え ば、加入ユーザーの実名、その電子メールアドレスからのバウンスの数など) も表示されます。電子 メールアドレスはいずれもチェックボックスを使って選択できます。また、[Mark All] ボタンをク リックすると、加入ユーザーをすべて選択できます。そのほか、[Filter] フィールドに文字列を入力 し、その文字列が含まれている電子メールアドレス(加入ユーザー) を表示することもできます。

フィルタ: 2 件中 2 件が選択されました
  E-mail モード 購読 投稿 エラーバウンス 実名
andy@vax.communigate.comnull15:54:513 Andy
test@mail.communigate.comfeed18:18:112 mod Test Account
 
購読停止
左端のチェックボックスを使って加入ユーザーを選択し、このボタンをクリックすると、その 加入ユーザーの加入が解除されます。この場合、[FeedBack] オプションを使って(下記を参 照)、ユーザーの加入をすぐに解除するか、または、まず確認メッセージを送信するするかを設 定できます。例えば、[FeedBack] オプションを[Send Welcome] に設定してある場合、加入は すぐに解除されます( この場合、グッドバイメッセージがユーザーの電子メールアドレスに送 信されます)。
配信失敗とする
左端のチェックボックスを使って加入ユーザーを選択し、このボタンをクリックすると、その 電子メールアドレスに送信されたメッセージはバウンス(送信失敗) したと解釈されるように なります。この操作は通常、その電子メールアドレスについてバウンスレポートがLIST モジュー ルで受信されたものの、バウンスレポートのフォーマットが非標準だったため、LIST モジュー ルの自動処理が失敗するようなときに行います。このボタンをクリックしたときの処理は、電子メールアドレスから非致命的バウンスが返ったときの処理(つまり、バウンスカウンタが1 つ増加し、アドレスが保留され、警告メッセージが送信されるという処理) と同じです。
セット
このオプションでは、選択した加入ユーザーのモデレートモードを変更できます。ユーザーを 複数指定して変更することもできます。指定できるモデレートモードは、Moderated (モデレー トする)、Prohibited (投稿禁止) Unmoderated (モデレートしない)、Special (自動生成メッセー ジ受信) のいずれかです。詳しくは、メッセージの投稿の説明を参照してください。
セット
このオプションを使って、選択したユーザーの加入モードを変更できます。加入モードについ ては、詳しくは加入処理の説明を参照してください。なお、[FeedBack] オプション(下記) で [ask Confirmation] を選択している場合、すぐには加入モードは変更されず、加入モードの変更 に関する確認メッセージがユーザーに送信されます。

加入ユーザーの追加

加入ユーザーリストには、手動でユーザーを追加することができます。追加する場合、下記のパネル で新規の加入ユーザーの電子メールアドレスを入力し、[Subscribe] ボタンをクリックします。

   購読アドレス追加:
インポート:
  
購読通知
購読通知
このオプションを[ask Confirmation] に設定しておくと、[Single User] テキストフィール ドで指定したユーザー(電子メールアドレス) に確認メッセージが送信されます。ユーザーは、 この確認メッセージに返信できます。
[Send Welcome] に設定しておくと、ユーザーに確認メッセージは送信されず、そのユーザー はすぐに加入ユーザーになります。その後、ユーザーに対してウエルカムメッセージ(加入の 場合)、またはグッドバイメッセージ(加入解除の場合) が送られます。
このオプションを[silently] にしておくと、ユーザーにはメッセージは何も送信されません。
購読アドレス追加
このテキストフィールドには、新規の加入ユーザーの電子メールアドレスを入力します。この アドレスは、コメント付き(例えば、John Smith <johns@company.com> または johns@company.com (John Smith)) の形式で入力することもでき、その場合、コメントは 加入ユーザーの実名として保存されます。
[Subscribe] ボタンをクリックすると、そのユーザーの加入が実行されます。

加入ユーザーリストのインポート

電子メールアドレスが格納されたテキストファイルを使って、メーリングリストにユーザーを追加( イ ンポート) することもできます。この操作を行う場合、上記のユーザーの追加のパネルの[Brwose] ボタンをクリックして、テキストファイル(電子メールアドレスを定義したファイル) を選択します。 その後、[Subscribers] ボタンをクリックすると、そのテキストファイルの電子メールアドレスがイン ポートされます。

テキストファイルには、追加するユーザーの電子メールアドレスを1 行に1 つずつ定義します。また、 電子メールアドレスの右にフィールドを複数定義することもできます。その場合、各フィールドをタ ブ(TAB) で区切ります。フィールドを使用する場合、次の点に注意してください。

インポートの際、まず、ファイルフォーマット( タブ区切り形式) がチェックされます。ファイル フォーマットが不適当だったときには、ユーザーは一切、追加されません。その場合、ファイルフォー マットを修正し、再度インポートします。このチェックにより、一部のユーザーだけが追加されるの を回避できます。

注意: インポートに使うテキストファイルは、クライアントコンピュータ(ブラウザを動作させるコ ンピュータ) に置いておかなければなりません。つまり、CommuniGate Pro サーバーのディスクではなく、クライアントコンピュータのディスクにファイルを置いて、そこからアップロードしなければ なりません。

注意: Netscape、その他、Unix 用ブラウザを使用している場合、テキストファイルの拡張子は.txt でなければなりません。そうでないときには、ファイルはテキストファイルとしてアップロードされ ません(ファイルは無視されます)。

注意: 古いMacOS 用のNetscape の場合、バージョンによっては、MacOS テキストファイル(改行記 号にCR が使われているファイル) がCR-LF 区切りテキストファイルに正常に変換されないことがあ ります。こういったNetscape では、インポートの際、フォーマットエラーメッセージが表示されるこ とがあります。このエラーが発生するときには、Netscape 以外のブラウザを使ってインポートするか、 または、テキストファイルをCR-LF 区切りファイルに変換してからインポートを行ってください。

注意: 別のメーリングリストシステムのユーザー(既存のメーリングリストの加入ユーザー) を移行 する場合、[Feedback] を必ず[Silently] に設定してください。[ask Confirmation] や[Send Welcome] に設定しておくと、移行したユーザーに確認メッセージやウエルカムメッセージが送信さ れます。

メーリングリストを別のメーリングリストに加入

メーリングリスト1 をメーリングリスト2 の加入ユーザーにすることもできます。その場合、メーリ ングリスト2 に投稿されたメッセージは、メーリングリスト2 の加入ユーザーのほか、メーリングリ スト1 の加入ユーザーにも配信されます。

メーリングリスト1 をメーリングリスト2 の加入ユーザーにする場合、通常と同じく、メーリングリ スト1 のアドレス(list1@domain1.dom) をメーリングリスト2 の加入ユーザーリストに登録します。 続いて、メーリングリスト2 のアドレス(list2@domain2.dom) をメーリングリスト1 の加入ユーザー リストに登録します。また、メーリングリスト1 の加入モードをnull します。これで、メーリング リスト1 からメーリングリスト2 にメッセージが送信されることがなくなります。また、メーリング リスト1 の投稿モード([New Subscribers] オプション) をspecial に設定します。これで、メーリ ングリスト2 からの自動生成メッセージ(投稿メッセージ) がメーリングリスト1 で受け付けられる ようになります。


サービス要求処理

The LIST module processes messages sent to listserver@localdomainname. The module takes the List Server commands from the message body, processes those commands, and composes a response message with the command execution results.

All commands sent to the above address apply to the mailing lists in the specified domain only (to the virtual list server in that domain).

The messages with the List Server commands should be in the plain text format, or in the mulitpart/alternative format containing a part in the plain text format.

List Server コマンドはいずれも、1 行のテキスト行の形で定義しなければなりません。%、*、#、; の いずれかで始まる行は処理されません( コメント行です)。

サポートされているList Server コマンドは次の通りです。

SUBSCRIBE listname [mode [confirmation ID]]
SUB listname [mode [confirmation ID]]
上のいずれかのコマンドを使って、メッセージの作成者をメーリングリスト( listname) の加 入ユーザーにすることができます。加入モード(mode) を指定しなかった場合、デフォルトの 加入モードが使われます。オプションで、確認ID ( confirmation ID) を指定することもできま す。
このコマンドは、メッセージをメーリングリストの加入用アドレス(メーリングリスト名-on@ ドメイン) に送信するのと同じです。
UNSUBSCRIBE listname [confirmation ID]
UNSUB listname [confirmation ID]
T上のいずれかのコマンドを使って、メッセージの作成者(加入ユーザー) をメーリングリスト ( listname) から加入解除できます。
このコマンドは、メッセージをメーリングリストの加入解除用アドレス(メーリングリスト名- off@ ドメイン) に送信するのと同じです。
CONFIRM listname
GETID listname
上のいずれかのコマンドを使って、メッセージの作成者に対して、その作成者の確認ID を送信 できます。
このコマンドは、メッセージをメーリングリストの確認用アドレス(メーリングリスト名- confirm@ ドメイン) に送信するのと同じです。
WHICH
CHECK
上のいずれかのコマンドを使って、メッセージの作成者が加入しているメーリングリスト( メー リングリストが属しているドメインのメーリングリスト) を出力できます。
HELP
このコマンドを使って、サポートされているコマンドのリストを取得できます。
QUIT
FINISH
上のいずれかのコマンドを使って、LIST モジュールの処理を停止できます。メッセージのテ キストのうち、未処理の部分は無視されます。

ルーティング

LIST モジュールでは、アドレスをLIST モジュール自体にルートするという処理が行われます。その 場合、アドレスは次の手順でルートされます。
listname@domain
上記のアドレスで指定されているメーリングリスト名(listname) が、指定されているドメイン (domain) に存在した場合、または、
listname
上記のアドレス( メーリングリスト名のみ) が、メインドメインに存在した場合、

上記のアドレスに送信されるメッセージはいずれも、指定されているメーリングリストに対する投稿 メッセージとして処理されます。

また、LIST モジュールでは、次の形式のアドレスが検出されます(下で、listname はメーリングリ スト名、domain はドメインです)。
listname-request@domain and listname-admin@domain
または、
listname-request and listname-admin.
上記のアドレスに送信されたメッセージは、メーリングリストのオーナーにリルートされます。

LIST モジュールではまた、下記のアドレスもLIST モジュール自体にルートされます。
listname-xxx@domain
または
listname-xxx.

上でxxx は接尾辞で、xxx には次のいずれかを指定できます。
接尾辞処理
on, off, subscribe, unsubscribe, feed, digest, index 左のいずれかの接尾辞を指定した場合、上記のアドレ スに送信されたメッセージは加入要求として処理され ます。
report 上記のアドレスに送信されたメッセージは、配信メッ セージに関する配信レポートとして処理されます。
上記以外の接尾辞 メッセージは拒否されます。


CommuniGate® Pro Guide. Copyright © 1998-2007, Stalker Software, Inc.