CommuniGate Pro
Version 5.1
アカウントへのアクセス
 
 
 
ACAP

ACAP モジュール

CommuniGate Pro のACAP モジュールは、TCP/IP ネットワーク上のACAP サーバーとして動作します。

ユーザーはクライアント( メーラー) アプリケーションを使って、ACAP プロトコルを介してサー バーコンピュータに接続し、アプリケーションプレファレンスや設定、その他のデータセット (パーソナルアドレスブックなど) をアップロードしたり、ダウンロードしたりできます。

アプリケーション設定アクセスプロトコル(ACAP)

メーラー、その他のアプリケーションを使って、アプリケーション設定アクセスプロトコル (ACAP) を介してACAP サーバーに接続し、任意の種類の構造化データを格納できます。構造化 データとしては、アプリケーション設定データも格納できます。そのため、ユーザーがワークス テーション上でアプリケーションを起動した際、ACAP サーバーに接続を実行し、ユーザーのACAP データセットに格納されている設定を使ってアプリケーションの設定を自動的に行う、という処理が可能です。

また、ACAP データセットを使ってアドレスブックを格納することもできます。さらに、Mulberry ィ などのメーラーアプリケーションを使って、ACAP サーバーに格納されているアドレスブックを処理 することもできます。このアドレスブック(データセット) は、CommuniGate Pro のWebUser インターフェイス モジュールでも使用されます。つまり、ユーザーは、WebUser インターフェイスとACAP 対応メーラーの両方で同一のアドレスブックを使用できることになります。


ACAP モジュールの設定

ACAP モジュールは、Web ブラウザ(WebAdmin) を使って設定できます。設定する場合、WebAdmin の[Settings] セクションの[Access] ページを開きます。

処理
ログレベル: チャネル: リスナー
ログレベル
このオプションでは、ACAP モジュールによってサーバーログに記録される情報の範囲( ログレ ベル) を指定できます。通常、このオプションは[Major] (パスワード変更レポート) または [Problems] (非致命的エラー) にしておきます。一方、ACAP モジュールに問題が発生している と思われるときには、[Low-Level] または[All Info] に設定します。この場合、それぞれ、プ ロトコルレベルの情報またはリンクレベルの情報がシステムログに記録されます。

システムログのレコードのうち、ACAP モジュールによって記録されたログにはACAP タグが 付加されます。

チャネル
このオプションでは、ACAP モジュールで使用されるTCP/IP チャンネルの最大数を指定できま す。この数は、ACAP モジュールが作成できる「リスナー」の最大数です。ACAP モジュールに より、メールクライアント、その他のアプリケーションからの接続が処理される際、最大で、こ こで指定した数の接続(同時接続) が使用されます。オープンしている受信接続が、この数を 超えた場合、新規の受信接続は拒否されます。したがって、ユーザーは再度、接続を実行しな ければなりません。
リスナー
ACAP モジュールのリスナーの場合、デフォルトではTCP ポート674 を使ってクリアテキスト 接続が受け付けられます。このACAP のリスナーのポートは、変更が可能です。変更する場合、 [listener] リンクをクリックします。

ACAP モジュールでは、STARTTLS コマンドがサポートされています。このコマンドを使って、 クライアントメーラー上でクリアテキストモードで接続を確立し、その後、クリアテキスト接 続をセキュア接続に変更するという処理が可能です。


CommuniGate® Pro Guide. Copyright © 1998-2007, Stalker Software, Inc.