トリガーハンドラを使って、どのように通知をシステム管理者またはシステムオペレーターに送信
するかを設定できます。通知方法としては、複数種類がサポートされています。一つのトリガーハンドラで複数種類の通知方法を指定することもできます。
トリガーハンドラの設定を行う場合、WebAdmin インターフェイスの[Settings] セクションの
[General] ページを開きます。続いて、[Events] リンクをクリックします。これで、既存のトリ
ガーハンドラのリストが表示されます。トリガーハンドラにはそれぞれ、名前と通知方法に関するパラメータを設定できます。
新規のトリガーハンドラを作成する場合、ページの末尾の[Handler Name] フィールド(空白) に、
その名前を入力します。その後、[Update] ボタンをクリックすると、その名前のハンドラが作成さ
れます。
ハンドラを削除したいときには、[Handler Name] フィールドに入力されている名前を削除し、
[Update] ボタンをクリックします。
ハンドラを名前を変更したいときには、[Handler Name] フィールドに入力されている名前を変更し、
[Update] ボタンをクリックします。
電子メールによる通知
電子メールを使ってトリガー通知を送りたい場合、[Send Email] オプションを選択します。続いて下
記の各オプションを設定します。
- 件名
- このフィールドには、このハンドラによって送信される電子メールの件名を入力します。
- 宛先
- このフィールドには、このハンドラによって送信される電子メールの受取人(宛先) を指定
します。受取人を複数指定することもでき、その場合、それぞれをコンマ(,) で区切りま
す。
- Body
- 電子メールの本文テキストを入力します。
[Subject] フィールドと[Body] フィールドには、下記の特殊記号(マクロ) を入力することもでき
ます。
- ^0
- この記号を指定した場合、処理の際、記号がイベント( トリガー) の生成元のSNMP 要素の
名前に置き換えられます。
- ^1
- この記号を指定した場合、処理の際、記号がSNMP 要素の閾値に置き換えられます。
- ^2
- この記号を指定した場合、処理の際、記号がSNMP 要素の実際の値に置き換えられます。
- ^3
- This combination is replaced with the current Server time.
インスタントメッセージによる通知
トリガー通知は、インスタントメッセージで送信することもできます。インスタントメッセージで通
知を送りたい場合、[Send Instant Message] オプションを選択します。
- 宛先
- このフィールドには、このハンドラによって送信されるインスタントメッセージの受取人
(宛先) を指定します。
- Body
- インスタントメッセージの本文テキストを入力します。このフィールドには、電子メールに
よる通知と同じく特殊記号(組み合わせ)を入力することもできます(上記を参照)
SNMP トラップによる通知
SNMPトラップを使ってトリガー通知を送信することもでき、その場合、[Send SNMP Trap] オプ
ションを選択します。
- To address field
- このフィールドには、SNMP トラップの送信先となるコンピュータのアドレスを指定します。
アドレスは複数指定することもでき、その場合、各アドレスをコンマ(,) で区切ります。
アドレスの代わりにネットワーク(IP) アドレスまたはDNS ドメイン名を指定することもで
きます。SNMP トラップは標準UDP ポート(162) に送信されますが、これとは別のポート
に送信したいときには、アドレスの後にコロン(:) を付加し、その後に別のポート番号を
指定します(上記のパネルを参照)。
- To Active Monitors
- このオプションを選択しておくと、SNMP トラップはすべての「アクティブSNMP モニタコ
ンピュータ」に送信されます。アクティブSNMP モニタコンピュータとは、トラップパス
ワードとして"community name" を使い、最近、CommuniGate Pro のSNMPモジュールに要求
を送信してきたコンピュータをいいます。
アカウントアラートによる通知
トリガー通知をアカウントアラートの形で送信したい場合、[Send Account Alert] オプションを選択
します。
- 宛先
- このフィールドには、CommuniGate Pro のアカウントの名前を指定します。このアカウント
に対して、アラート( トリガー通知) が送られます。名前は複数指定することもでき、その
場合、各名前をコンマ(,) で区切ります。
- Text
- このフィールドには、アラートの本文テキストを入力します。電子メールによる通知と同じ
く特殊記号(組み合わせ)を入力することもできます(上記を参照)
URL 要求による通知
To send Trigger Notifications a URL requests, select the Send URL option:
- 宛先
- このフィールドにはURL を指定します。電子メールによる通知と同じく特殊記号(組み合わ
せ)を入力することもできます(上記を参照)
トリガーハンドラにはそれぞれ、ハンドラによって生成(その後、送信) される通知の数の上限、ま
た時間の長さの上限を設定できます。SNMP 要素によっては、「レッドゾーン」に入った(その値が
閾値を超えた) 後しばらく、その状態が維持されるものがあります。そのため、この設定が必要で
す。この設定がない場合、SNMP 要素が「レッドゾーン」に入った後、そのSNMP 要素をトリガーハンドラがチェックする(ほぼ5 秒ごと) たびに通知が送信されます。
[not more than] オプションでは、送信される通知の最大数を指定します。[within] オプションでは、
通知が送信される時間の長さを指定します。これで、指定した時間内に指定した数の通知が既に送信
された場合、以後は通知が送信されることはありません。ただし、CommuniGate Pro のログには生成
されたトリガー( イベント) が記録されます。
トリガーは、SNMP 要素に「閾値」を設定するという方法で定義できます。
INTEGER タイプのSNMP 要素の場合、閾値は、整数値で指定します。要素の値が、指定した整数値
(閾値) を超えるとトリガーが生成されます。
COUNTER タイプのSNMP 要素の場合、閾値は、整数値と時間の長さで指定します。要素の値が、指
定した時間内に指定した整数値を超えるとトリガーが生成されます。
トリガーを定義する場合、Web ブラウザでWebAdmin インターフェイスを開き、[Settings] セクショ
ンの[Triggers] ページに行きます。その後、[Elements] リンクをクリックします。
[Handler] フィールドでは、作成済みのトリガーハンドラのいずれかを指定します( トリガーハンド
ラの作成については上記を参照)。このトリガーハンドラを使って、このトリガーが処理されます。
トリガーを削除したい場合、[Threshhold] フィールドの閾値をリセットします(--- を選択しま
す)。
閾値は残し、トリガーを無効にすることもできます。その場合、[Handler] フィールドをリセットし
ます(--- を選択します)。
CommuniGate® Pro Guide. Copyright © 1998-2007, Stalker Software, Inc.