XMPP モジュール

CommuniGate Pro のXMPP モジュールにより、XMPP プロトコル機能が実装されます。

XMPP モジュールの設定を行う場合、WebAdmin インターフェイスに接続します。その後、［Settings］ セクションの［XMPP （Access）］ ページを開きます。

［Log］ オプションでは、XMPP モジュールによってサーバーログに記録されるログレベルを指定でき ます。通常、［Major & Failures （ メッセージ転送レポートを記録）］ または［Problems （ メッセージ転 送プロトコルと非致命的エラーを記録）］ に設定しておきます。一方、XMPP モジュールに問題が発 生していると思われるときは、［Low-Level］ または［All Info］ に設定します。この場合、それぞれプ ロトコルレベルまたはリンクレベルの情報がシステムログに記録されます。なお、問題が解決すれ ば、この設定を通常のレベルに戻してください。そうでない場合、システムログファイルのサイズが 急速に大きくなります。

XMPP モジュールがシステムログに記録したレコードにはXMPP タグが付加されます。

［Channels］ オプションの値を非0 値（0 以外の任意の値） にしておいた場合、XMPP モジュールに よってTCP リスナーが生成されます。同時にXMPP モジュール上で、クライアントアプリケーショ ンからのXMPP 接続が受け付けられるようになります。このオプションでは、XMPP モジュールで処 理可能な同時接続の数を指定できます。現在オープンしている接続（同時接続） の数が、ここで指定 した数に達しているときには新規の接続は拒否されます。拒否された場合、クライアントアプリケー ションでは、その後、接続を再試行しなければなりません。

デフォルトでは、XMPP モジュールのリスナーはTCP ポート5222 でクリアテキスト接続を受け付け るようになっています。XMPP モジュールのリスナーの設定については、「リスナー」のセクション に説明があります。

XMPP モジュールは、starttls コマンドをサポートしています。このコマンドを使用してクライアン トアプリケーションからクリアテキスト接続を確立できます。また、その後、接続をセキュア接続に 切り替えることができます。

また、XMPP モジュールは、SASL 認証方式をすべてサポートしています。さらに、レガシーJabber 認証（プレーンテキストのパスワードとダイジェストによる認証） もサポートしてします。
Jabber 認証方式は、不要であれば無効にできます。無効にしたい場合、ターゲットのドメインの CRAM-MD5 方式を無効にします。