CommuniGate Pro
Version 5.1
ディレクトリ
 
 
 
スキーマ

ディレクトリスキーマ

CommuniGate Pro のローカルストレージユニットではディレクトリスキーマがサポートされていま す。このディレクトリスキーマは柔軟で、拡張も可能です。

ローカル(ストレージ) ユニットにはそれぞれ、独自のスキーマを定義できます。スキーマには データ(オブジェクトクラスと属性) を指定できます。ローカルユニットには、そのスキーマで指 定したデータが格納されることになります。

ローカルユニットのスキーマは、WebAdmin インターフェイスを使って表示と変更が可能です。ス キーマを表示したい場合、ローカルユニットの[Settings] ページを開き、[Schema] リンクをク リックします。これで[Schema] ページが開き、そのローカルユニットに定義されている属性とオ ブジェクトクラスが表示されます。

デフォルトのスキーマ

新規のローカルユニットを作成すると、そのローカルユニットのデフォルトのスキーマが自動的に作成されます。

レコードの属性

[Schema] ページの最初の部分([Attributes] パネル) には、そのローカルユニットのレコードで使 用できる属性がすべて表示されます。
属性
名前:
オブジェクトID:
名前 オブジェクトID シンタックス
objectClass2.5.4.0
aliasedObjectName2.5.4.1
cn2.5.4.3
sn2.5.4.4
c2.5.4.6
l2.5.4.7
st2.5.4.8
............................................
serverAccessRights2.5.4.10103
webUserSettings2.5.4.10110

デフォルトのスキーマには、ローカルユニットのレコードの属性がすべて含まれています。つまり、 この[Attributes] パネルの内容がデフォルトのスキーマです。

デフォルトのスキーマには、新規の属性を追加することができます。追加する場合、属性の名前を [Name] フィールドに(省略可)、また、属性のオブジェクトID (OID) を[Object ID] フィールド に入力します。


オブジェクトクラス

[Schema] ページの次の部分([Object Classes] パネル) には、ローカルユニットのレコードのオブ ジェクトクラスがすべて表示されます。このパネルの内容がオブジェクトクラスのデフォルトのス キーマです。
オブジェクトクラス
名前:
オブジェクトID:
親:
名前 オブジェクトID 必要な属性 任意の属性
top2.5.6.0objectClass
alias2.5.6.1topaliasedObjectName
country2.5.6.2topc
organization2.5.6.4topostreet, postOfficeBox, telephoneNumber, facsimileTelephoneNumber, userPassword, dc
organizationalUnit2.5.6.5topoustreet, postOfficeBox, telephoneNumber, facsimileTelephoneNumber, userPassword, dc
person2.5.6.6topcn, sndescription, telephoneNumber, facsimileTelephoneNumber, userPassword
organizationalPerson2.5.6.7person
inetOrgPerson2.16.840.1.113730.3.2.2organizationalPersonuid, mail
CommuniGateDomain2.5.1000.0organizationaccessModes, autoSignup, RPOPLimit, accountsLimit, storageLimit, listsLimit, trailerText, webBanner, mailRerouteAddress, foldering, mailToAllAction, mailToUnknown, centralDirectory, accountsLogLevel, mailboxesLogLevel, domainAccessModes, IPMode, IPAddresses, webUserCache, externalLocation, externalLockType, osUserName
CommuniGateAccount2.5.1000.1inetOrgPersonlmaxAccountSize, externalINBOX, hostServer, maxWebSize, maxWebFiles, accessModes, rulesAllowed, RPOPAllowed, PWDAllowed, mailToAll, addMailTrailer, addWebBanner, passwordEncryption, defaultMailboxType, useAppPassword, useSysPassword, useExtPassword, requireAPOP, recoverPassword, storageLocation
CommuniGateAccountTemplate2.5.1000.2CommuniGateAccountinitialMailboxes, initialSubscription
CommuniGateAlert2.5.1000.20topalertTimeStamp, alertText
CommuniGateAccess2.5.1000.21topserverAccessRights
CommuniGateWebUser2.5.1000.22topwebUserSettings

オブジェクトクラスのデフォルトのスキーマには、新規のオブジェクトクラスを追加することができ ます。追加する場合、オブジェクトクラスの名前を[Name] フィールドに(省略可)、また、オブ ジェクトID (OID) を[Object ID] フィールドに入力します。続いて、[Parent] ポップアップメニューで、追加するオブジェクトの親オブジェクトクラスを選択 します。このポップアップメニューには、既存のクラスがすべて表示されます。[Add Class] ボタン をクリックすると、新規のオブジェクトクラスがスキーマに追加されます。

クラス名はそれぞれリンクになっており、クリックすると、そのクラスのディスクリプタのページ が開きます。


オブジェクトクラスのディスクリプタ

[Object Classes] パネルのオブジェクトクラス名( リンク) をクリックすると、そのオブジェクトク ラスのディスクリプタのパネルが開きます。

必要な属性 任意の属性
cn, sndescription, telephoneNumber, facsimileTelephoneNumber, userPassword
親: parentClass
objectClass

このパネルには、オブジェクトクラスの属性がすべて表示されます。属性は、必須(Required Attributes) と任意(Optional Attributes) に分類されて表示されます。

属性のリストの上半分には、このクラスに定義されている属性が表示されます。一方、下半分には、 このクラスの親クラスに定義されている属性が表示されます。

クラスのスキーマ(ディスクリプタ) には、属性を追加することができます。追加する場合、右上の ポップアップメニューから属性を選択し、[Add Required Attribute] ボタン(必須の属性) または [Add Optional Attribute] ボタン(任意の属性) をクリックします。


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