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Version 5.1 |
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ダイアルアップシステムは、常時、インターネットに接続されているわけではありません。した がって、別のシステムからメールが送信されても、すぐにダイアルアップシステムに直接配信され ることはなく、サーバー(たとえば、ISP メールサーバー) に一時的に格納されます。そのため、格 納されているメールを取り出すという処理が必要になります。その方法としては、次の3 種類があります。
SMTP のリモートキュー開始(ETRN) 機能を使い、SMTP モジュールでメールを取り出す場合(上記 の2 番目の方法)、ISP がCommuniGate Pro サーバーに割り当てているIP アドレスが静的IP アドレス でなければなりません。一方、ISP で動的IP アドレスをCommuniGate Pro サーバーに割り当てている ときには、メールは、SMTP のATRN 機能を使って取り出すか(3 番目の方法)、または、RPOP モ ジュールを使って取り出さなければなりません(最初の方法)。
ISP メールサーバーのメールは、上記のようにしてCommuniGate Pro によって取り出され、また、 ユーザーの代わりにCommuniGate Pro サーバーによって送信TCP/IP トラフィックが自動的に生成 (ダイアルアップが実行) されます。このTCP/IP トラフィックの自動生成は、その実行可能な時間 帯と一時不可能となる時間(TCP アクティビティスケジュール) を必要に応じて設定できます。こ の設定により、インターネットダイアルアップリンクがアクティブになっている時間を節減できます。
設定したTCP アクティビティスケジュールは、SMTPモジュールと RPOPモジュールでチェックさ れ、このスケジュールにしたがってモジュールが動作します。
TCP アクティビティスケジュールは、[TCP Activity Schedule] ページで設定できます。このページ は、WebAdmin インターフェイスの[Settings] セクションの[General] ページを開き、[Schedule] リンクをクリックすると開きます。
システムログのレコードのうち、TCP アクティビティスケジュールコンポーネントに関するレ コードにはTCP タグが付加されます。
左側のドロップダウンメニューには、右側のドロップダウンメニューの時刻より遅い時刻を指 定することもでき、その場合、「翌日越し」の時間帯と解釈されます。例えば、それぞれ、19:30 と07:30 を指定した場合、19:30 から夜中の12 時を過ぎて翌日の7:30 までの時間帯が指定され ます。
指定したTCP アクティビティスケジュールを削除したい場合、[Day of Week] オプションを [Never] に設定します。再度、スケジュールを有効にしたい場合、[Day of Week] オプションを別の 値に変更します。
LAN のクライアントメーラーからSMTP を介してメッセージが送信される際、送信インターネット (TCP/IP) アクティビティが生成されます。その結果、ユーザーがクライアントメーラーを使って メッセージを送信するたびに、そのメーラー上でダイアルアップリンクが確立されます。したがっ て、送信TCP/IP トラフィックが、ユーザーのメーラーではなくCommuniGate Pro サーバーによって 生成されるように設定しなければなりません。手順は、次の通りです。