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							| ルールの条件で、間違いやすい部分についての解説 |  
							| 送信元アドレスについて | Fromアドレス、Senderアドレス、Return-Pathアドレスは、どれも送信元アドレスのように感じられると思いますが、以下のような違いがあります。 
 
 
									
										Fromアドレス
 
											メールのヘッダ内のFrom:で記載されたものを示します。Senderアドレス一般的なメーラーで「送信者」として表示される内容です。
 スパムなどの場合、詐称されているケースが多々あります。
 
 
 
 
											メールのヘッダ内のSender:で記載されたものを示します。Return-Pathアドレス何らかの転送がかかった際に、転送を行った人のアドレスが入るケースが多いです。
 CommuniGate Proのアカウントのルールで転送を行うと、そのルールで転送を行った人のアドレスが記載されます。
 
 
 
 
											メールのヘッダ内のReturn-Path:で記載されたものを示します。Return-Path:は、メールのエンベロープ内のMAIL FROM:を元にヘッダ内に自動生成されるものです。
 これも詐称は可能ですが、エンベロープから生成する分、より本当の送信元アドレスである可能性は高いと考えられます。
 
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							| 宛先アドレスについて | Toアドレス、Ccアドレスについては、ヘッダ内のTo:とCc:を意味することはおわかりかと思いますが、以下の4つについては、ややわかりにくいかと思います。 
 
 
									
										いずれかのToまたはCc(Any To or Cc)
 
											たとえば、To:が2つ、Cc:が4つあるメールでは、合計6つの「ToまたはCc」があります。それぞれのToまたはCc(Each To or Cc)このとき、6つのアドレスのうち、1つでも条件に合致すれば、「条件成立」と判定します
 
 
 
 
											たとえば、To:が2つ、Cc:が4つあるメールでは、合計6つの「ToまたはCc」があります。いずれかのエンベロープ宛先(Any Recipient)このとき、6つのアドレスが、6つとも条件に合致した場合にのみ、「条件成立」と判定します
 
 
 
 
											「エンベロープ宛先」はBcc:も含む、実際に配送される全ての宛先です。それぞれのエンベロープ宛先(Each Recipient)たとえば、To:が2つ、Cc:が4つ、Bcc:が1つあるメールでは、合計7つの「エンベロープ宛先」があります。
 このとき、7つのアドレスのうち、1つでも条件に合致すれば、「条件成立」と判定します
 
 
 
 
											たとえば、To:が2つ、Cc:が4つ、Bcc:が1つあるメールでは、合計7つの「エンベロープ宛先」があります。このとき、7つのアドレスが、7つとも条件に合致した場合のみ、「条件成立」と判定します
 
 
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							| パラメータに複数項目を含む場合の扱い | たとえば、A社とB社から届いたメールは、全てCグループにも転送しておきたい..などの用途の場合、FromアドレスがA社かB社であれば、アクションとしてCグループへの転送を設定すればいいわけです。 
 この場合、A社のドメイン名がaaa.co.jp、B社のドメイン名がbbb.co.jpであるなら、「ルールの条件」の「パラメータ」には、
 
 
									
										
											| データ | 操作 | パラメータ |  
									
											| Fromアドレス | いずれか | *@aaa.co.jp,*@bbb.co.jp |  のように、パラメータをカンマ(,)区切りで記述します。
 
 カンマ区切りのパラメータに対して、「操作」がどのような効果を与えるかを示します。
 
 
 
									
										何れか(in)
 
											「何れか」を選択した場合、カンマ区切りで2つのパラメータが与えられているなら、そのどちらか一方が合致するだけで「条件成立」となります。
 先の例のように「*@aaa.co.jp,*@bbb.co.jp」のような指定をすると、user@aaa.co.jpをFromアドレスとする場合でも、user@bbb.co.jpをFromアドレスとする場合でも、「条件成立」となり、user@ccc.co.jpをFromアドレスとする場合は「条件不成立」となります。
 
 
 何れでもない(not in)
 
 
											「何れでもない」を選択した場合、カンマ区切りで2つのパラメータが与えられているなら、そのどちらも合致しない場合にのみ「条件成立」となります。
 先の例のように「*@aaa.co.jp,*@bbb.co.jp」のような指定をすると、user@aaa.co.jpをFromアドレスとする場合でも、user@bbb.co.jpをFromアドレスとする場合でも、「条件不成立」となり、user@ccc.co.jpをFromアドレスとする場合は「条件成立」となります。
 
 
 等しい(is)
 
 
											「等しい」を選択した場合、カンマ区切りがカンマ区切りと認識されません。単に文字「,」として、繋がった1つの文字列としてのルール判定に使われます。
 
 先の例のように「*@aaa.co.jp,*@bbb.co.jp」のような指定をすると、@の2つ入るメールアドレスはあり得ないことから、必ず「条件不成立」になります。
 
 という「ルールの条件」で、「件名」が「経理部宛に,証憑を送付しました」というように、実際にカンマを含む形で条件が一致する場合であれば、「条件成立」になります。
 
 等しくない(is not)
 
 
											「等しい」を選択した場合も、カンマ区切りがカンマ区切りと認識されません。単に文字「,」として、繋がった1つの文字列としてのルール判定に使われます。
 
 
 より大きい(less than)
 
 
											この選択肢は、データとして「メッセージサイズ」を選択した場合のように、データが「数値」である場合にのみ利用できるものです。
 よって、パラメータに、カンマつなぎで2つの値を入れることは許されません。
 
 
 より小さい(greater than)
 
 
											この選択肢も、データとして「メッセージサイズ」を選択した場合のように、データが「数値」である場合にのみ利用できるものです。
 よって、パラメータに、カンマつなぎで2つの値を入れることは許されません。
 
 
 
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