CommuniGate Proのバージョン6.1では、指定したマウントポイントに増設ストレージをマウントして指定のストレージ内に新規ドメインを作成する機能が追加されました。

6.0のドメイン作成画面(WEB管理画面)


6.1のドメイン作成画面(WEB管理画面)
<この機能のメリット>
この機能では、複数のストレージデバイスを利用して運用するケースにおいて、特定のドメインを、どのストレージ装置に格納して運用するのか、これまでより容易に管理できるようになりました。
また、既存ドメインのストレージ空き容量が、新規のドメインを追加するのに十分ではなくなった場合などに、NFSストレージ装置やiSCSIのストレージ装置などを使って、システムを停止することなく、別ストレージ装置への新ドメイン収容をしたいなどの用途についても、操作が容易になりました。
<設定手順>(※NFSストレージ装置での利用例)
1. マウントするNFSサーバの設定を事前に行っておきます。
(※NFSサーバの設定方法の説明については、ここでは行いません。)
2. コマンドラインインターフェイス(CLI)で、コマンド(CREATEDOMAINSTORAGE)を実行します。

CREATEDOMAINSTORAGEコマンドの書式: CREATEDOMAINSTORAGE PATH マウントポイントパス
(※ダイナミッククラスタのドメイン作成の時は、CREATEDOMAINSTORAGE SHARED PATH マウントポイントパス)
3. コマンドで作成されたディレクトリをマウントポイントとして、NFSサーバ上のマウント対象ディレクトリをマウントします。

mountコマンドの書式の例: mount -t nfs server_IP:/マウント対象ディレクトリ CREATEDOMAINSTORAGEで作成したマウントポイントパス
4. Storageを指定したドメイン作成を行いアカウント作成します。
(※ダイナミッククラスタのドメイン作成ではない場合の例)
WebAdminインターフェースにログインし、「アカウント」→「ドメイン」に進んで、以下の画像のように操作します。
「Storage:」のセレクトで、CREATEDOMAINSTORAGEで作成したマウントポイント名を選択して、作成したいドメイン名を入力し、ドメインを作成します。
作成したドメインを選択します。
アカウント名を入力し、アカウントを作成します。
以上で、作業完了です。
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