PDFを扱える安価で扱い易いライブラリは?

■PDFを扱える安価で扱い易いライブラリは?
 「電子署名の方法を考える」のブログで触れたが、PDFファイルは、電子署名や暗号化などのセキュリティの考慮がなされているので、アプリケーションから思い通りに作成したり、既存のPDFを加工(或いは更新)したいという要望は当然出てくる。拙作の印鑑印影作成ソフト「Stamp It!」も既存のPDFファイルを開いて、印影が押印されたPDFを出力するので、安価で(できればフリーウェアで)、扱い易いライブラリなどがないかといろいろ探してみた。

■iTextSharpとは?
 やはりPDF加工はビジネスになると思われているのかライセンス料が10万円以上のものが多い中、フリーウェアで扱い易いという要望に適うライブラリは果たして存在した。それはiTextSharpというソフトである。
 このソフトは、iTextというJAVAのライブラリをC#に移植したものである。.NET環境で動作するiTextにはiText.NETという同じJAVA版の移植版も存在する。こちらは開発者が氏原さんという日本人のため多国語処理に強く、日本語の情報が充実しているメリットがある。どうもこちらはVisual J# .NETの再頒布可能パッケージが必要なようである。
 対するiTextSharpは、そのような再頒布可能パッケージなどは不要で、C#やVB.NETから手軽に使えるといったメリットがある。
 
■iTextSharpをダウンロードする。
 iTextSharpは、SOURCEFORGE.NETで開発されており、同サイトのダウンロードページからダウンロードできる。このブログを執筆中でiTextSharpのバージョンは4.1.2だった。
 このダウンロードサイトには、ライブラリ本体(iTextSharpのdll)だけでなく、サンプルコードを収録したチュートリアル(iTextSharp.tutorial.01.zip)、中国語、韓国語、日本語用フォントのライブラリ(iTextAsian-1.0-dll.zip)なども存在するので必要に応じてダウンロードするのがよいだろう。
 さらにVectorには、iTextSharp クラスライブラリリファレンス(.chm 形式のヘルプファイル)があり、作者が書き掛けだったり、不明な部分もあるものの、日本語で書かれているため開発には大変役に立った。

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